関東鉄道 2021TK


関東鉄道 2021TK/いすゞPDG-LR234J2+J-BUS(ERGAmio)

2011年式の自社発注車、2018TK・2019TK・2020TK・
2021TK・2022YT・2023YT・2024YT・2025YTの8両は
つくば市コミュニティバス「つくバス」の再編に併せ
「つくバス」の専用車としてそれぞれ投入されました。
いずれも関鉄のコミュニティバス専用車としては珍しく
ワンステップ仕様が選択されたことが注目されます。

この再編では、これまで13系統あった「地域循環」を、
「小田シャトル」「作岡シャトル」「吉沼シャトル」
「南部シャトル」「自由ヶ丘シャトル」の5系統に整理、
その後も「つくバス」は路線再編が行われていますが、
この速達性重視の体制は現在まで継承されています。

クーラーは2006MT以降で採用されたデンソー製とされ
外装は白色地に群青色を主体に黄色、濃灰色を配した
いずれも「地域循環」に準じたものとされましたが、
2019年には、「これからのやさしさのものさし」を
コンセプトとしデザインされた外装へ変更されました。

2021年、この8両のうち2018TK以外の代替を意図して
「つくバス」の専用車、2238TK~2233YTが投入され
これに伴い2021TKは一般塗装に準じたラッピングへと
変更された上で、一般路線車へと転用されています。

こうした一般塗装に準じたラッピングが施された車は
関鉄ではこれまでにもいくつか事例はありましたが、
なぜかラッピングの色合いが全体的に薄い色である上、
側面の「one step」のロゴも高い位置にあるために
文字通り異彩を放っているため、注目を浴びています。

ラッピングはつくバス時代のラッピングの上に施され
前扉の蝶番や屋根の一部は水色が顔を覗かせています。
但し屋根の通風器やクーラー側面などは青磁色とされ
上から見ない限り屋根の水色は見えない仕上がりです。
また非常口の窓周囲が白色のままで違和感があります。
側面の開口部も白色のまま、ミラーは黒色のままです。

2022YT・2023YT・2025YTも一般車に転用されており
他の車も順次転用が図られるものと推察されますね。

【諸元】
登録番号:つくば200か・332
型式:PDG-LR234J2
年式:2011
機関:6HK1-TCN(7790cc 240PS/2400rpm)
ホイールベース:4.4m

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