関東鉄道 9309RG/日産ディーゼルKC-UA460LAN+富士重工業(7E)
新京成中古車で、2009年に取手営業所へ投入され、
2011年には竜ヶ崎営業所へと転入してきています。
新京成時代の社番は残念ながら確証はできませんが、
年式や状態から1995年に鎌ヶ谷営業所へ投入された、
N-726、または、N-729ではないかと推測されます。
竜ヶ崎営業所へと転入して以降は特定車に転用され
専ら流通経済大学シャトルバスで運用されています。
関鉄では2002年に京成中古車投入を開始して以来、
相対的に日産ディーゼル製の中古車投入が減少し、
特に大型車に限れば9257TCが目立つ程度でした。
当車の基本的な仕様は9257TCのままとなっています。
側面窓は新京成らしい黒サッシの二段窓とされており
新京成では1993年式から採用の中四枚折戸と相俟って
非常にスタイリッシュな仕上がりなのが目を惹きます。
外観上注目するべきポイントは、そのテールランプです。
新製から移籍まではブレーキランプ・リアウィンカー共に、
ゴールドキング製TSL-1が使用されていましたが、
理由は不明ですが2011年前後にウィンカーのみ左右共、
レシップ製SFL-9000へと換装されており気になります。
尤も両者は外観上、ビスの位置と中桟の有無程度しか
差異を見出すことができず遠目には判別不可能でしょう。
車内は他車と同じく新京成時代の姿をほぼ維持しており、
内張りは上半分象牙色・下半分薄茶色のままである他、
床も薄茶色で滑り止めの凹凸が付く床材張りのままです。
座席配置は乗降口側前半が前向き1人掛4列とされて、
うち3・4列目の優先席は通路側にオフセット配置され、
中扉を挟み後半が前向き1人掛2列と前向き2人掛2列、
非常口側が前向き1人掛9列と前向き2人掛2列です。
座席表皮は一般席が赤紫色地に白色系のスリット模様、
優先席は灰色地に白色系のスリット模様が入る柄物で、
全体的に温かい雰囲気の内装であるのが特徴です。
貴重な日産ディーゼル車として活躍を続けて欲しいですね。
【諸元】
登録番号:土浦200か1122
年式:1996
型式:KC-UA460LSN
機関:PG6(13337cc 235PS/2100rpm)
ホイールベース:5.24m
管理人様、こんばんわ 今、気になる新京成中古車ですがまだいずれも乗ったことがないので機会があったら9257TCと9309TCのエンジンのサウンドを聞き比べたいなと思います。U-UAの「PF6」とKC-UAの「PG6」とはどう違うんでしょうかね?
また、リアの大型方向幕も新京成ではLED化になって見かけなくなりましたけれども千葉中央バスや小湊鉄道バスは、現在でも後面大型方向幕の車輌がたくさん見られます!
>>9060MT様
コメントありがとうございます。
このような仕様は大利根でも見られましたが、
千葉県内の事業者だとこのような仕様は多いですね。
利根川対岸の阪東自動車は、LED化しても、
大型の後面行先表示器を使っていますね。
個人的には、PF6に比べてPG6はやや落ち着いたというか、
独特の太さがなんとなく薄らいだような印象です。
迫力で選べばやはりPF6に軍配が上がるかと思います。
是非、乗り比べてみてください。
この車両は最近流通経済大学の運用には入っておらず、不明です。
2011年にkc-ua460lsnとして某所から来た車両です。1996年4月式で5年間の活躍でした。
残念ですね。
>>力っちん様
コメントありがとうございます。
上記の通り2011年に取手営業所から転入してきた車です。
今年9月に江戸崎車庫へと転入していますので、
流通経済大学シャトルバス運用からは外れています。
こちらの車両は新京成バス時代はN-727として活躍していた様です。