関東鉄道 9545TC


関東鉄道 9545TC/日野BJG-HU8JLFP+J-BUS(BlueRibbonCity)

東武バスウエスト中古車で、旧社番は9937です。
2008年に川越営業所へ投入された9937・9938は
2005年式9802・9803以来、同社で投入が続いた
ハイブリッド仕様の日野大型車となっています。
2023年には共に大宮営業所へと転入したものの、
短期間で廃車となった後、2両揃って関鉄へ移籍
2024年に9937は9545TCとして土浦営業所へ配置、
9938も9546RGとして竜ヶ崎営業所へ配置されて
希少な車ながら各々新天地にて活躍しています。

東武ではハイブリッド仕様の日野大型車として、
ACG-HU8JLFPを4両、BJG-HU8JLFPを5両投入し
そのうちまだ東武に残存するのは9976のみです。
廃車となった8両のうち国内他社へ移籍した車は
9802・9803と9937・9938の4両だけに限られて
しかも乗合で活躍するのはこの9937・9938のみと
全国的に見ても非常に貴重な存在となっています。

関鉄ではハイブリッド仕様の日野大型車として、
9513MR・9514MRが既に投入されていましたが、
これらが標準尺であるのに対しこちらは短尺で
サイドミラーが東武らしい幽霊ミラーである他、
前面の「HYBRID」のロゴに白色の縁取りが入り
戸袋窓の「HYBRID」のロゴも白色となりました。
屋根上のバッテリーカバーの側面に入るロゴも、
前面のロゴと共通のものとなったことも特徴です。

車内は基本的に東武時代のまま運用されており、
灰色の内張りに、濃灰色の床材張りの床とされ
座席配置も当然ながら東武時代のままとされて
左側前半は前向き1人掛1列と横向き1+2人掛で、
また左側後半は前向き2人掛4列となっています。
右側は前向き1人掛5列・前向き2人掛4列とされ
そのうち2~5列目が車椅子固定用折畳座席です。
また、車両重量の関係で定員を制限する意味か
最後部座席中央には、幅の広い肘掛があります。
座席表皮は一般席・優先席共近年の東武らしい、
青色地に白色の三角の模様が描かれた柄物です。

希少さゆえにマニアからの注目度が非常に高く、
2025年にトミーテックの1/150スケールモデル
「バスコレで行こう22筑波山関東鉄道」として、
模型化もされたことも特筆されるポイントです。
こちらは商品名からもわかる通り筑波山に絡め
行先表示器は筑波山シャトルバスのコマですが
同車が筑波山シャトルバスで運用された実績は、
今のところ2026年5月に一度だけあるようです。

本型式が採用しているハイブリッドシステムは、
従来のセルモーターを大型化したような構造で、
マニュアルトランスミッションでも変速できる
シンプルな機構で、整備性も悪くない様ですが
当車は配置以来しばらく断続的に休車しており、
そういった意味でも希少な車となっていました。

バッテリーやコンバータが劣化しているとはいえ
前事業者の取り扱いも関係しているのでしょうが
移籍後の整備体制にも不十分があるのでしょう。
他事業者のように設計上適正な車齢を越えてまで
営業車として運用する必要はないとは思いますが
少なくとも、当車は2年前の投入以来車内外共に
磨き上げられた姿で活躍を続けているのですから
十分な整備体制の下、末永く活躍して欲しいです。

【諸元】
登録番号:土浦200か1879
年式:2008
型式:BJG-HU8JLFP
機関:J08E-1M(7684cc 240ps/2500rpm)+1M(41kw)
ホイールベース:10.525m

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関東鉄道 9570MT


関東鉄道 9570MT/日野SKG-KR290J1+J-BUS(RainbowⅡ)

京成バス中古車で京成バス時代の社番はN570です。
2014年、長沼営業所へ投入された日野製中型車で
2024年に廃車となるまでは、中型車が運用される
検見川線、ファミールハイツ線等で活躍しました。
2024年に廃車となった後、関鉄へと移籍を果たし
翌年、9570MTとして水戸営業所へ配置されました。
関鉄の京成中古車としては経年が浅く目立ちます。

長沼営業所では、2013年式のN566を皮切りとして
シーケンシャルターボ付き4気筒エンジンを搭載し、
またISS付き、新ワンマンバス構造要件に対応の
本型式のノンステップ仕様車を投入してきました。
特にやや先行して2014年に投入されたN568同様に
側面行先表示機が戸袋窓上方へと配置されており
2044TK以降の関鉄自社発注のいすゞ中型車と同じ
すっきりとした窓割りなのが目を惹くところです。

移籍時の塗装の変更は前面とリアバンパーのみで、
側面・後面・屋根は京成時代のままとされた上で
広告ラッピングが施されたことも大きな特徴です。
よく見ると、各所に京成時代の塗装が覗いており
特に屋根が白色のままなのは遠目でも目立ちます。

その他、外観上の特徴として京成時代追設された
ウィンドーバイザーが残っているのも目立ちます。
設置箇所は、左側面最後部と右側面運転席後方で
これは最近の京成中古車で多く見られる特徴です。

車内も基本的には京成時代のままとされています。
座席配置は自社発注の同型車と同様ラッシュ型で
座席表皮は紺色の格子柄のものとなっていますが、
うち優先席はピクトグラム入りのものとされた他、
最後列の座面は滑り止め加工がなされたものです。

握り棒は橙色、降車ボタンはオージ製のWS-260で
その他、中扉のブザーも二音チャイムへと変わり
音声案内付きのものとなっていることも注目です。

このように標準化が進んだ時代の中古車となると、
同年式の自社発注車との差異が少なくなりますね。

【諸元】
登録番号:水戸200か2473
年式:2012
型式:SKG-LR290J1
機関:4HK1-TCH(5193cc 240PS/2400rpm)
ホイールベース:4.4m

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関東鉄道 9415IS


関東鉄道 9415TR/いすゞKL-LV280N1+J-BUS(ERGA)

京成バス中古車で京成バス時代の社番はN148です。
2003年、長沼営業所花見川車庫へ投入された大型車
N144~N148・N150の5両は、ホイールベース5.3mの
標準尺で中四枚折戸のワンステップ仕様となります。

ワンステップ車はリーフサスペンション仕様だった
京成ですが、同仕様がラインナップから外れたため
ようやくエアサスペンションとなったことが特徴です。
同時期の京成では、千葉県内向けのいすゞ大型車は
ホイールベース4.8mの短尺中引戸仕様が標準でしたが
従来長尺三扉車が配置されていた花見川車庫らしく
前乗りの花見川団地線等に応じた仕様が目立ちます。
このエアサスペンションの標準尺ワンステップ車は
結局この5両のみに留まっており、希少な存在です。

2012年の花見川の船橋営業所花輪車庫との統合時は
運用上の都合で長沼営業所草野車庫へ移管された後
新都心営業所習志野出張所へ転出して0148へと改番、
廃車後の2016年には関鉄へと移籍を果たしており、
9415TRとして、取手営業所へと配置されています。
関鉄では遼車N146が2014年に先に移籍していますが
こちらは移籍が遅く、社番が離れてしまっています。
2017年には取手営業所が水海道営業所と統合されて、
守谷営業所へ移管されたため、9315MRへと改番され、
取手市・守谷市周辺で第二の活躍を続けてましたが、
2021年には関鉄グリーンバス石岡営業所へ転出して、
9415Gへ改番、石岡市周辺で活躍することになります。

2022年、「石岡・やさと観光周遊バス」開業に伴い、
同路線の専用車として9415Gが抜擢されることとなり
いばらきフラワーパークのラッピングが施されました。
同路線は石岡市観光協会が関鉄グリーンバスと協力し
風土記の丘、八郷蒸留所、いばらきフラワーパーク、
やさと温泉ゆりの郷等を結び、運行は休日のみですが
石岡駅~八郷小幡~柿岡車庫線の下青柳~細内間及び、
石岡駅~林~柿岡車庫線の石岡駅~鹿の子間と重複の
石岡駅~鹿の子、下青柳~細内間にも停留所があり、
一般路線と同様に利用することもできるのが特徴です。
石岡駅~八郷小幡~柿岡車庫線は2024年に廃止され
いばらきフラワーパークへの貴重な足となっています。
但し同路線用の一日フリーきっぷを販売しているため、
同路線では関鉄のIC一日乗車券の使用が不可能です。

2024年に関鉄グリーンバスの関東鉄道への統合により
更に9415ISに改番され、社名表記も変更されましたが
関鉄本体復帰後の活躍は短く2025年に廃車となりました。
各地で見られたKL-規制のエルガもかなり減りましたね。

【諸元】
登録番号:土浦200か1492→つくば200か・817→土浦200か1748
年式:2003
型式:KL-LV280N1
機関:8PE1-N(9880cc 240ps/2100rpm)
ホイールベース:5.3m

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