関鉄グリーンバス G074/日野KL-HR1JNEE+日野車体(Rainbow HR)
東急バス中古車で、東急時代の社番はTA429です。
2003年に高津営業所へと新製配置された車であり
2015年に廃車となるまでもっぱら東急玉川線及び
砧線の代替バスである新道線で活躍していました。
廃車後は関鉄へと移籍を果たしており、2016年には
関鉄グリーンバス石岡本社営業所へ投入されました。
本型式は外観上目立つ事業者毎の仕様差は少なく
自社発注車や京成、平和中古車と似た外観ですが
側面行先表示機の位置が前扉の直後であることや、
側面の車外スピーカーの位置が前扉寄りであること、
屋根上の通風機が1基のみであることが差異です。
移籍時に低床塗装となり側面窓周囲の黒色塗装も
省略されず施された他、9405MT・9410TKと同様に、
前面窓の左側下辺を切り下げたデザインに対して、
右側下部を左側下辺に揃えて黒色に塗装したことで
さも下辺が一直線に見える仕上がりとなっています。
車内は内張りが上半分象牙色下半分明緑色とされ、
床は灰色の平滑な床材張りのままとされているなど、
他車と同様に、殆ど東急時代のままとなっています。
握り棒は前扉及び中扉付近が黄色の、他が黒色の
緩衝材が巻かれていますが、これもそのままです。
座席配置はまず左側前半が前向き1人掛が3列並び
その後ろにはスロープ置き場を兼ね立席スペースが、
中扉を挟み後半には前向き2人掛3列が配されます。
右側は前向き1人掛が6列と、前向き2人掛が3列で
うち4・5列目は車椅子固定場所で跳上座席です。
座席表皮は低床部にある座席が灰色の柄物とされ、
他は水色の柄物という組み合わせとなっています。
分離子会社にもノンステップ車が増えてきており、
低床化が少しずつ、しかし着実に進んでいますね。
【諸元】
登録番号:土浦200か1477
年式:2003
型式:KL-HR1JNEE
機関:J08C(J-VA) (7961cc 220PS/2900rpm)
ホイールベース:5.48m
G074、京成中古と同じように見えますが車いすのマークの向き、行先表示器の位置が違いますね。関鉄もいよいよ日野車まで元東急車来ましたか。エルガ、エアロミディ大型、エアロスター、
UA,RMにHRまでとは関鉄が近年京成以外にも東急車も積極的に買うようになったんですね。
>>力っちん様
コメントありがとうございます。
9341TR以来、東急中古車が継続的に投入されていますね。