阪東自動車 289


阪東自動車 289/三菱PA-ME17DF+三菱ふそうバス製造(AeroMidi ME)

2006年2月に開業した南青山循環線は、
通常のバスでは通過困難な隘路が散在する為、
小型車であるAero MIdi MEの287・288・289が
専用車として開業に併せて用意されました。
阪東のAero MIdi MEの投入は我孫子市市民バス
「あびバス」用の281282・283以来であり、
一般路線車としての投入はこれが初めてです。
東武や朝日なら、このような用途ですと、
日野LIESSEを投入するところだと思いますが、
阪東らしい車種選択といえるかもしれません。

「あびバス」用の281・282・283が専用塗装を纏うのに対し、
こちらは一般路線車塗装となっていることが目立つ他、
補助ブレーキランプが省略されているなど、
仕様面でいくつかの差異があります。

この287・288・289は南青山循環線に限定運用され、
他の路線に運用されることはありませんでしたが、
2007年8月に新たに鳥の博物館線が開業すると、
こちらにも運用されるようになりました。

我孫子市鳥の博物館や、千葉県手賀沼親水広場等、
バスの便の悪い手賀沼湖畔にある公共施設を結ぶべく、
我孫子市の肝入りによって開業した鳥の博物館線は
今のところ、土曜日・日曜日のみの運行となっています。
隘路は特にありませんが、利用客は決して多くなく、
小型車でも十分な利用状況であるために、
休日は運用数に余裕のある、これら小型車を、
このような形で有効活用しているものと思われます。
ただし鳥の博物館線は南青山循環とは異なり、
中型車が運行されることもしばしばあります。

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