関東鉄道 9410TK/日野KL-HR1JNEE+日野車体(Rainbow HR)
京成バス中古車で、京成時代の社番はN476です。
2003年に長沼営業所草野車庫へ投入された車で、
その後長沼営業所花見川車庫へと転入しています。
2012年に船橋営業所花輪車庫が閉鎖された上で、
新たに新都心営業所習志野出張所が開設した際、
長沼営業所花見川車庫も閉鎖され管轄の路線が
新都心営業所習志野出張所へと移管されたため
新都心営業所習志野出張所へ転入し0476に改番、
併せて、習志野ナンバーへと変更されています。
しかし2014年に長沼営業所へ貸出の形で里帰りし、
社番はそのままながら千葉ナンバーに戻されました。
同年中に新都心営業所習志野出張所へ返却されて
再び習志野ナンバーに変更されてしまいましたが
同年、N525に改番された上で長沼営業所へ転属し、
再度千葉ナンバーへになり2015年まで活躍しました。
2016年に関鉄へ移籍しつくば北営業所へ配置され
新天地である霊峰筑波山の麓で活躍しています。
ただ移籍時は他営業所に配置される予定だったのか
つくばナンバーではなく土浦ナンバーを付けて登場し
短期間でつくばナンバーで再登録がなされています。
従ってこの車は合計6回も登録番号を変更しており、
現在装着するナンバープレートは7枚目と言えます。
まだまだ経年の浅い同車ですが、若い車齢の割に
なかなか複雑な経歴を持つ車と言うことができます。
移籍に際しては当然ながら低床塗装へと変更されて
側面窓周囲の黒色塗装もしっかりと施されました。
この車の外観上の大きな特徴となっているのは、
前面窓の左側下辺を切り下げたデザインに対して、
右側下部を左側下辺に揃え黒色に塗装することで
下辺が一直線に見える仕上がりとなったことです。
同様の仕上がりは9405MTでも見ることができます。
車内は他車と同じく京成時代の姿を留めています。
座席表皮は元々は群青色の地味な柄物でしたが、
2009年に張り替えられて派手な柄物となりました。
一般路線の土浦駅~筑波山口線で運用される他、
既に筑波山シャトルで運用された実績もあります。
同型車の投入が続く中でも形態差が生まれるのは
さすが関鉄といったところで目を飽きさせないですね。
【諸元】
登録番号:土浦200か1445→つくば200か・630
年式:2003
型式:KL-HR1JNEE
機関:J08C(J-VA) (7961cc 220PS/2900rpm)
ホイールベース:5.48m