阪東自動車 313/三菱QKG-MP37FK+三菱ふそうバス製造(Aero Star)
2012年は、307・308・309、310・311、312・313の
計7両が3ロットに分かれて、阪東へと投入されました。
これほどの大量増備は阪東としては久々のことで、
残存していたKC-代の淘汰が一挙に進められました。
うち、309がいすゞ車である以外は三菱車で揃えられ、
阪東では、日産ディーゼル車・UDトラックス車に替えて、
三菱車を今後の主力とする方向性であることが伺えます。
307・308は前年投入の304・306と同じLKG-車ですが、
310・311・312・313はマイナーチェンジ後のQKG-車で、
尿素水タンクの変更で給水口の位置が少々変更された他、
フォグランプがクリヤレンズ化され、形状も変更されました。
クーラーはこれまでの三菱重工製に替わりデンソー製が
メーカーの標準仕様となったことが注目されるところですが、
阪東では元々、三菱車であってもデンソー製を選択しており
この点についてはLKG-車との判別点とはなりません。
トランスミッションはLKG-車に続き、QKG-車であっても、
トルクコンバーター式オートマチックトランスミッションが、
メーカー標準仕様で、マニュアルトランスミッション仕様はなく、
オートマチックトランスミッションを積極的に採用している
阪東にとっては抵抗なく受け入れられたと思われますが、
他事業者では如何なる評価なのか気になるところです。
車内は、メーカーの費用低減のためか車体断面を
ノンステップ車ながらもワンステップ車と共通としたため、
天井が高くなっており、違和感があるのは相変わらずですが、
2012年の新車の最終ロットとなった312・313については、
車外灯と室内灯が蛍光灯に替えてLED照明が採用され、
夜間は遠目にもかなり目立つところとなっています。
本日付で、調査の結果を反映し、
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更新しましたので、ご確認ください。