茨城交通 水戸22あ1383

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茨城交通 水戸22あ1383/日産ディーゼルP-RM81G+富士重工業(6E)

1990年に投入された自社発注車です。
当時の茨交の自社発注車のうち中型車にあっては
なんといっても日野車が目立つところではありますが、
日産ディーゼル車の本型式も、自社発注車に限っても
1984年には3両、1986年には3両、1987年には3両、
そして1990年に3両の計12両が投入されています。

1381・1382・1383の3両はこのうち最終ロットにあたる
1990年式ですが、2015年に至るまで全車健在であり
5Eどころか6Eですら全国的に希少になりつつあるなか、
この3両は趣味者から注目を浴びる存在となっています。

この3両は当初、浜田営業所へ配置されていましたが
2011年に1381が大宮営業所へと転出しています。
しかし1381は同じく大宮営業所に所属する46と同様、
よく61系統の間合いで2系統で運用されていました。
1382・1383は引き続き水戸市内を中心に活躍を続け、
車齢25年目に達した2015年には、同年に導入された
独自ICカード「いばっピ」への対応も図られています。

仕様は茨交では一般的な後折戸とされていますが、
後扉の下部がステップと干渉しないようにするために
折戸の中央部が刳りぬかれており、その塞ぎ板が
開扉時にスライドして避ける機構となっていることです。

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車内は上半分象牙色・下半分薄緑色とされており、
緑色の座席表皮と共に往年の茨交らしい内装です。
但しこの座席表皮は車体更生時に交換されたもので
登場時は明緑色地に濃緑色の帯入りの柄物でした。
塗装も元は後半の帯が上が臙脂色・下が紺色でした。

最近は遂にU-代の廃車も本格化してきた茨交ですが
こちらも引き続き末永い活躍を祈りたいものですね。

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