関東鉄道 9406MT

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関東鉄道 9406MT/日野KL-HR1JNEE+日野車体(Rainbow HR)

京成バス中古車で、京成時代の社番は4861です。
2003年に船橋営業所花輪車庫へ投入された車であり、
当初は遼車と共に路線車として運用されていましたが、
2009年に船橋高速貸切センターへ転入し7861に改番、
ダイエー東京プロセスセンター特定車へ転用されました。
同年にこのダイエー東京プロセスセンター特定運用が
京成バスからちばシティバスへと移管されたことに伴い
同車もちばシティバスへ転入してC183に改番しました。

更に同年、従来金町営業所が担当していた戸ヶ崎線が
松戸営業所へ移管されたことに伴う運用増を補うべく、
同車は松戸営業所へと転入し3407に改番しています。
2011年には船橋営業所茜浜車庫へ転入し4498に改番、
翌2012年に新タワー線の開業に伴う運用増を補うべく、
江戸川営業所へと転入しE501に改番されていますが
同年中に長沼営業所へと転入、N560に改番されました。
そのまま2015年と廃車となるまで活躍していました。

廃車後は関鉄へと移籍し、2015年に9406MTとして、
水戸営業所へと投入し新天地での活躍を始めました。
水戸営業所においては日野レインボーHRの配置は、
9403MTに続くものであり、注目を浴びています。

塗装は当然低床塗装とされており、9390RGと異なり、
側面窓周囲の黒色塗装もしっかりなされています。
また、水戸営業所管内では当車が投入される直前に
PASMOをはじめとする、10種類の交通系ICカード
(Kitaca・Suica・manaca・toica・PiTaPa・ICOCA・
はやかけん・nimoca・SUGOCA)にも対応しており、
対応を示すステッカーの貼付も目を惹くところですね。

車内は同時期の京成の標準的なものとされており、
乗降口側の前輪タイヤハウス上の座席が省略され
消火器置場となる、座席配置も同型車と同様ですが、
車体更生が他車に比して早期に実施されたために、
座席表皮が全席、群青色のブロック柄のものとされ、
群青色地の派手な柄物でないのも大きな特徴です。

またデジタル運賃表示器・停留所名表示器に代わり
2012年式の2035MK以降の自社発注車に採用された
クラリオン製の27インチのLCD表示器CM-2654Aが
中古車としては初めて採用されているのも注目です。

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【諸元】
登録番号:水戸200か1598
年式:2003
型式:KL-HR1JNEE
機関:J08C(J-VA) (7961cc 220PS/2900rpm)
ホイールベース:5.48m

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