阪東自動車 298/日ディPDG-RA273KAN+西日本車体工業(B型96MC)
2008年に投入された日ディ車、296、298のうちの1両で
うち298は側面窓が濃色ガラスとされたことが目立ちます。
もともと阪東はスモークガラスを採用してきましたが、
この298に使われているのはそれよりも色が濃いもので、
西工96MCでは京都市交や阪急などで採用されています。
ただ、この濃色ガラスはあくまで試験的なものだったようで、
同型式で2009年式の301をはじめ、
その後、濃色ガラスを採用された車はありません。
濃色ガラス以外の仕様は296と同様で、
正面のロゴ変更、側面のロゴ追加などは共通です。
2008年は、296、297、298の計3両の
大型車が投入され、これらはパッと見は同じ車でも、
296は日ディ、297は三菱、そして、
298は日ディながら濃色ガラスと、
三者三様とでもいうべき陣容となっていて、
小ロットの阪東らしく個性が光っています。
もちろん、近年の阪東らしく座席表皮も
三者三様となっているのもポイントです。
このように阪東において、着実に数を増やしてきた
西工車ですが、西鉄本体の業績低迷を受けて、
西工の廃業が予定されており、そのような中で、
阪東が今後、どういう車種選択をしていくのか、
大変気になるところです。