茨城交通 水戸200か1504

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茨城交通 水戸200か1504/いすゞKK-LR233J1+いすゞバス製造(ERGAmio)

京成トランジットバス中古車で2015年に投入されました。
トランジット時代の社番はM213で、2002年式です。

トランジットはTDR関連の送迎バスの運行を担うために
1992年に京成とOLCの共同出資により設立されましたが
2001年には従来は市川営業所八幡車庫が担当していた、
行徳線・浦安線の移管を受けて一般路線の運行を開始、
2002年にはトランジットでは初の自社発注の路線車として
M210~M217の8両のエルガミオを投入しています。

赤紫色一色に黄色のロゴ入りの独自塗装が目立つ他
京成本体の自社発注車とは仕様が異なる点が多くあり、
特にトランスミッションがアイシン製のトルクコンバーター式
オートマチックトランスミッションであることは特筆されます。

2014年に廃車となった後に、茨交へ移籍することとなり、
茨大前営業所へと投入され新天地で活躍を始めました。
投入後はもっぱら水戸市内の路線で運用されています。

外観では特に側面窓の固定窓部分に貼付されている、
スモークフィルムが非常に目立ち注目を浴びています。
このフィルムはトランジット時代の2012年頃に施工され、
これまた京成本体の車との大きな仕様差となりました。

また前輪直後にあった車外スピーカーを撤去した上で、
前輪上部と中扉直前に車外スピーカーを新設したのは
茨交らしい改造点ですが、取付箇所の関係からなのか、
茨交標準のトランペット型のものではなくコーン型です。
側面行先表示機は当初からLED行先表示器でしたが、
京成標準のオージ製から茨交標準の小田原機器製に
換装されているのも細かいながらも目立つところです。

車内は殆どトランジット時代のままの姿で運用されており、
群青色にパステルカラーの模様が描かれた座席表皮や
青灰色石目調及び濃灰色石目調の床材張りの床など、
内装も見慣れた京成中古車とは大きく異なっています。
中扉チャイムも京成本体とは異なるものとなっています。

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