阪東自動車 304/三菱LKG-MP37FK+三菱ふそうバス製造(AeroStar)
2011年に投入された車で、阪東の大型車としては、
279、297に続く、三菱車となりました。
2008年以降、主力として投入してきたSpaceRunner RAが
2010年をもって販売終了となってしまったため、
今後の車種選択が注目されていた阪東ですが、
またも東武系らしからぬ、意外な車種選択となりました。
今回投入されたLKG-代のAero Starは、
平成21年排出ガス規制に伴うマイナーチェンジにより、
エンジンが7.5Lのものとされて小排気量化がなされたほか、
マニュアルトランスミッション車の設定が無くなり、
オートマチックトランスミッション車のみ設定となるなど、
従来のモデルから大幅な変更が加えられています。
マニュアルトランスミッション車の人気が未だ根強い
我が国において、どれだけ普及するかが気になりますが、
少なくとも、国内のバス事業者としてはトップクラスの
オートマチックトランスミッション車導入率を誇る
阪東においては違和感なく受け入れられたようです。
車体はPKG-代の途中でラインナップに加えられた
三菱ふそうバス製造製車体のノンステップ車に続き、
ワンステップ車と後半部の設計を共通化しているため、
乗降口側の側窓の下辺が揃わない独特の外観となり、
妙に厚ぼったい鴨居や随分と高い天井など
内外共に違和感を禁じ得ない仕上がりとなっています。
短尺のホイールベース4.8mのK尺が選択されていますが、
車体高が高いために、より短く見えます。
また、柏ナンバーへの移行に併せて阪東では、
希望番号制によって登録番号と社番を揃えてきましたが、
この車はなぜか、そうはならず異彩を放っています。
ただし、現在は再登録し登録番号と社番を揃えたようです。
すでに純正ボディはいるからか、思ったほど違和感はない…
と言いたいところですが、中扉~後部の窓下は黒塗りの方がよかったのでは?と思います。
ラインならばいいのですが、阪東のように模様が重なると違和感を覚えてしまいます。
>>瓦版様
いつもコメントありがとうございます。
96MCの場合は厚い幕板を黒塗りにして上手く誤魔化せていたので、
こちらも同様の処理をしていれば違和感はなかったと思うのですが、
元々のスタイリングに無理がありますから難しいところですね…。
これが今後の主力となるのか、気になる所です。
大曽根線さん、おひさしぶりです。
4月中旬、我孫子駅北口で、この三菱エアロスターを見ました。
この時点でナンバーが「柏230 か 304」なので、また三菱の新車が購入されたと思っていたら、また希望ナンバーに再登録されました。それは自分でも想定外でした。
また今後も三菱エアロスターの新車が導入されることを願っています。
>>キヨ党様
いつもコメントありがとうございます。
今回は何らかの事情で希望ナンバーの取得に
時間が掛かったのでしょうね。
しかし、三菱車が投入されるとは驚きでした。
この車が今後の主力となるかどうか気になる所ですね。
こんにちは。
僕も先日このLKGエアロスターを見かけました。
阪東にしてはこの車種が無難な選択だったんでしょうか。
個人的に密かにブルリIIかエルガも予想してましたが…京成バス以外にLKGのブルリIIやエルガを投入したという話をなかなか聞きません。
もっとも阪東はAT車贔屓(?)であることを考えると合点もいきそうですが…
>>Tak.K.様
阪東に限らず、朝日・茨急・川観などの朝日グループでは
乗務員の負担軽減やクラッチ故障の追放を目指して
トルコンATの導入を積極的に進めていますが、
三菱車や日ディ車はグループ他社では殆ど投入されないので、
かなり目立つ存在となっていますね。
ブルリⅡやエルガは投入が途絶えて久しいですが、
次の投入はいつになるのでしょうね。