関東鉄道 9266MK

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関東鉄道 9266MK/三菱U-MP218M+富士重工業(7E)

京成中古車で、京成時代の社番は3330です。
1995年に松戸営業所へ投入、廃車後関鉄へ移籍し、
2007年に土浦営業所へ配置、9266TCとなりました。
関鉄本体に投入された中古車の場合、9257TC以降、
行先表示機は基本的にLED行先表示機となっており
同時期に投入された9260YT・9264TC・9265TCと共に、
京成時代に換装されたLED行先表示機をそのまま
関鉄でも使用していることが目立っていました。

この9266TCの外観上最大の特徴となっているのは、
9264TC・9265TCと同様に前面及び後面のバンパーが
関鉄の7Eにあってはこれまでは自社発注車でしか
見られなかった黒色のものとされていることです。
関鉄でも8Eの場合、関鉄初の8Eである1565MTから
低床色の場合を除き一貫してバンパーは銀色であり、
また、中古で投入された7Eは9102TRを皮切りに
原則としてバンパーは銀色とされてきていました。

尤も、中古で投入された7Eの場合でも9238YT並びに、
9240YT~9246TCはバンパーが青磁色とされており、
低床色を思わせる仕上がりとなっていました。
また、自社発注車の7Eでも1508YT1509RGは、
バンパーが黒色から銀色のものに変更されるなど、
バンパー一口とっても奥深いのが関鉄らしいところです。
なお、当車より遅れて投入された同型車の9261TC
バンパーが従来通りの銀色に戻されています。

配置当初は、一般路線車として活躍していましたが、
配置から半年程度で常総学院特定車に転用されました。
2010年、ダイキン特定車だった9250YTの転入に伴い、
取手営業所に転出して9266TRとなり、ここで再び
一般路線車として運用されることとなりました。

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関東鉄道 9266TR/三菱U-MP218M+富士重工業(7E)

2014年、水海道営業所に転入、常総市特定車となり、
「きぬの里地域促進バス」として運用されています。

車内は従来通り京成時代のままとなっていますが、
座席表皮が全席桃色の柄物とされていることが、
移籍当初の関鉄では珍しく、目を惹いていました。
一方で、これまで自社発注車・中古車を問わずして
運転席背後に設置されていた行灯が省略されて、
簡素なホワイトボード風の板に変えられました。

特定車のため走行距離は短いと思いますが、
引き続き末永く活躍して欲しい一両です。

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【諸元】
登録番号:土浦200か1045→つくば200か・550
年式:1995
型式:U-MP218M
機関:6D22(11149cc 220ps/2200rpm)
ホイールベース:5.3m

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