関東鉄道 9260YT/日野U-HT2MMAA+日野車体(BlueRibbon)
京成中古車で、京成時代の社番はN422と思われます。
N422は1995年に長沼営業所草野車庫に投入れた車で、
2007年に遼車よりも一足早く廃車となっています。
一方、当車は2007年に関鉄へと移籍を果たしており、
つくば中央営業所へと配置されています。
さて関鉄では、ブルーリボンのライトベゼルについては、
自社発注車は基本的に黒色で統一されていますが、
中古車の場合は銀色と黒色とが存在し注目されます。
京成中古車に限って言えば、先代のP-HT235BAでは
その多くが前面行先表示機周囲を白色としたこともあって、
ライトベゼル銀色とされていると垢抜けない印象でしたが、
このU-HT2MMAAの場合は、前面方向幕周囲が板金から
ブラックアウト処理されたガラスへと変更されている上に
当車はLED行先表示機の採用で黒さが強調されてるので、
銀色のライトベゼルが却って渋い雰囲気を出しています。
幕板部のストライプが前面行先表示機上部に回され、
白色部分が強調されているのも好ましいですね。
ちなみに同型車では9260YTの他に9276MT・9277MTが
ライトベゼルが銀色となっており、同様に注目されます。
また、後面に目を向けると後面の社名表示が何故か
普通のゴシック体となっているところも目立ちます。
2007年の投入当初は他車と同様の書体でしたが、
恐らく2012年に久光製薬のラッピングが施された際、
社名表示が剥がれたため補修してこうなったのでしょう。
配置以来、つくば中央営業所で活躍してきましたが、
2013年には水海道営業所へと転出を果たしており
同時に9260MKに改番されています。
しかし、水海道営業所での活躍は半年程度に留まり、
2014年に今度は竜ヶ崎営業所へと転出しており、
同時に9260RGに改番されました。
なお、つくば中央営業所に在籍していた時期にも
2012年には取手営業所へ、2013年にはつくば北営業所へ
それぞれ貸し出されていました。
【諸元】
登録番号:つくば200か・・85
年式:1995
型式:U-HT2MAA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.3m