関東鉄道 9265TC


関東鉄道 9265TC/いすゞU-LV324L+富士重工業(7E)

関鉄の京成中古車はバンパーが銀なのが
標準ですが、関鉄らしいというべきなのか、
どういう訳か、その理由は謎ですが、
9238YTはバンパーが車体と同じ青磁色に、
9264TC、9265TC、9266TCは自社発注車と同じ黒色に、
それぞれされていて、個性を出しています。
しかも、自社発注車の7Eの中には、
わざわざバンパーを黒色から銀色へと
取り替えられた車もいるのですから、
相変わらず興味が尽きない事業者だと思います。

2004年に入ってから、これまでハイペースだった
京成中古車の投入はペースダウンしていましたが、
2007年の末頃にこの車が投入されてから
京成中古車の投入はペースアップしています。
この辺りの時期以降、中古車であっても
LED行先表示機とされていることも特徴です。

転入時に次停留所表示機を取り付けた
中古車も一時期は見られましたが、
この車では次停留所表示機は
再び取り付けられなくなったばかりか、
関鉄では伝統的な装備だった運転席背後の
行灯もホワイトボードへと簡略化されており、
9247TKのような華やかさもないので、
少々寂しい気もしますが、
P-代京成中古車は経年車が多かったのに対し、
U-代京成中古車は比較的状態も良く、
末永い活躍を期待したいものです。

【諸元】
登録番号:土浦200か1047
年式:1994年式
型式:U-LV324L
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:5.0m

97FH020026

カテゴリー: 関東鉄道 パーマリンク

関東鉄道 9265TC への2件のフィードバック

  1. つくば人 のコメント:

    9178を名乗っていたものです。別サイトの掲示板で、車番と同じハンドルネームはどうなのかと思い、安易につくば人に変えてしまったので、こちらでもそう名乗らせていただきます。大変申し訳ありません。

    しかし、関鉄の細かなバリエーションの豊富さはすごいですね。
    例の行灯のホワイトボード化については、夜は暗くてよく見えませんね。運転士の顔写真を掲出するのはすばらしいと思いますがあれでは意味が半減です。9260番台あたりからホワイトボード化が始まったと思いますが、その中で9273は従来型の内側から照らせるタイプなのは関鉄らしさ全開ですね。
    他にも、車番表記の書体や、表示が車番+営業所になっているもの、営業所+車番になっているもの、営業所間の移籍時に中途半端に営業所表記が消されそのままになっているもの、前扉後ろの「乗合」表記の有無、その書体の違いなど突っ込みどころが多くいい意味でのアバウトさは本当に魅力的です。

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>つくば人様
    いつもコメントありがとうございます。
    ハンドルネーム変更の件、了解しました。

    私が確認している限りでは、
    9261TCはホワイトボードですが、
    ご指摘の通り、
    9273TCは行灯ですね。

    元々あの行灯は広告を掲示していたと思いますが、
    だんだんと広告が減ってしまい、
    すっかり顔写真掲示板と化していますね。
    そういえば顔写真も掲出を始めた当初は、
    天井からフックでぶら下げていたと思いますが、
    いつの間にか行灯に掲出するのが一般的になりましたね。

    外観上の大きな違いといえば、
    前面方向幕周囲の線の入れ方も各車まちまちで、
    特にHTですと非常に顕著です。

コメントを残す