阪東自動車 250

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阪東自動車 250/日野KC-HU2PMCE+日野車体工業(BlueRibbon)

2000年に阪東初のノンステップバスとして投入された、
3両(248・249・250)のうちの1両で、
阪東では1両のみの存在である、
BlueRibbonのノンステップバスです。
KC-HTで標準のM10U(9.8l、169kW、直6NA)に代わり、
プロフィア用のP11C(10.5l、184kW、直6ターボ)を搭載し、
ZF製のトルコンATを組み合わせています。
また、ノンステップエリアを拡大すべく、
ホイールベースを0.3m延長しているのが特徴で、
厚い幕板と相俟って重苦しい外観となっています。
外観からも察せられるように、
後部のデッドスペースはかなりのもので、
方向幕の点検には苦労しそうです
(現在はLED行先表示機に取り替えられていますが)。

ホイールベースが延長されているので「M」尺となり、
標準尺車として紹介されることが多い同型式ですが、
リアオーバーハングが短縮されているため、
車体長で見れば短尺車として見ても良さそうです。
KC-HT2MMCAが全長10.68mであるのに対し、
KC-HU2PMCEが全長10.52mですので、
デッドスペースを考えれば両者の収容力の差は大きいでしょう。

中扉前部の窓割りが車体強度の関係でしょうか、
やや変な感じになっているのが目立ちます。
中扉後部の窓はやや小さくなっているのが、
腰板のブラックアウト処理で誤魔化されていますね。
最近登場した、PKG-MPノンステもこの様に処理すれば、
もう少し見栄えがしたかもしれません。

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