関東鉄道 9488TC/いすゞPJ-LV234N1+J-BUS(ERGA)
東京ベイシティ交通中古車であり旧社番は1072です。
ベイシティでは2001年に投入された1027を皮切りに
続く2003年には1028・1033・1034の3両が投入され、
更に2004年には1041・1042の2両が投入されるなど、
ワンステップ仕様の大型車を主力とし増備しながらも
ノンステップ仕様の大型車を続々と投入していきます。
その後も2005年には8両、2006年にも8両が投入され、
うち2006年式後期ロット1072~1075のうちの1両が
この1072で、廃車後に関鉄へと移籍を果たしており、
2018年に9488TCとして土浦営業所へ配置されました。
なお当車以外にも関鉄には前述の1027がG076として、
また2005年式である1050・1053・1054がそれぞれ、
9465TC・9466TC・9467RGとして移籍しています。
外観上の特徴となっているのが屋根上に設けられた
サーモキング製パッケージクーラーで従来と異なり
中型車用と似た外観となっているのが目を惹きます。
またヘッドライトが上方の、ロービームのみながら
ベイシティ時代にLEDバルブへと換装されています。
車外スピーカーが円形となったのもポイントです。
また「標準仕様ノンステップバス認定制度における
2005年以降標準仕様への改正」の反映がなされた、
国土交通省認定ノンステップバス標準仕様を採用し
ベイシティ時代にはそれを示す緑色のステッカーが
貼付されていたものの、現在は剥がされています。
この「標準仕様ノンステップバス認定制度における
2005年以降標準仕様への改正」への対応によって、
車内は内張りが灰色、床が濃灰色の平滑な床材張り、
握り棒は橙色の緩衝材巻きとなる無難な仕様とされ
座席配置については、左側前半が前向き1人掛1列と
横向き2+2人掛、同後半が前向き2人掛4列とされて
右側は前向き1人掛5列・前向き2人掛4列でそのうち
2〜5列目は車椅子固定用の折畳座席とされています。
座席表皮は、優先席が青色を地色とし水色の文字で
「PRIORITY SEAT」の英字が入れられたものとされ
他は青色を地色とする紺色のチェック柄をベースに
黄緑色・青緑色・灰色・紺色及び水色の水玉模様が
散りばめられたものとなっており、目を惹きます。
このように仕様面では新車と遜色ない中古車が増え
世代交代が着実に進んでいることを実感しますね。
【諸元】
登録番号:土浦200か1643
年式:2006
型式:PJ-LV234N1
機関:6HK1-TCC(7790cc 260ps/2700rpm)
ホイールベース:5.3m
はじめて投稿いたします。関東鉄道バスについて最近、エルガの路線用に高速バスの同じデザインの常総学院専用のバスを見ました。東洋大学付属のほか、つくば国際大学付属などの各高等学校の学生専用の受託が増えていると聞いています。あいにく画像はありません。
>>匿名様
コメントありがとうございます。
9470TCですね。京成中古車で車種は日野ブルーリボンⅡです。
塗装は京成時代のままの京成グループ塗装となっていますね。