関鉄グリーンバス G076

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関鉄グリーンバス G076/いすゞKL-LV280N1+いすゞバス製造(ERGA)

東京ベイシティ交通中古車で旧社番は1027です。
これまで三扉車を主力としてきたベイシティですが、
2001年に交通バリアフリー法が施行されたために
同年、同社初のノンステップ車として登場しました。
ベイシティでは以降暫くワンステップ車を主力とし、
並行してノンステップ車の増備が進められました。

2013年にちばシティバスへ移籍しC443に改番、
同時に行先表示機がLED行先表示機に換装され
以来、専ら企業輸送の特定車として活躍しました。
2016年に廃車となった後、関鉄へと移籍を果たし、
同年、鉾田営業所へG076として投入されました。

塗装は当たり前ではありますが低床塗装とされて、
側面窓周りの黒色塗装もしっかりと入れられました。
外観上の特徴といえるのが中扉の窓に書かれた、
独特のフォントの注意書きで、遠目にも目立ちます。

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また細かなところでは中扉前方の側面行先表示機が
取付枠がなく筐体を直接固定したものとなっています。
これはちばシティに移籍した際の改造によるものです。

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車内は内張りが上半分白色・下半分薄茶色であり、
床は濃灰色石目調の平滑な床材張りであるなど、
親会社である京成とは全く違う仕様となっています。

座席配置は標準尺車ということでやや座席が多く、
左側前半が前向き1人掛1列・横向き2+2人掛とされ、
中扉を挟み後半は前向き2人掛4列となっています。
右側は前向き1人掛4列と前向き2人掛4列とされて
4・5列目が車椅子固定用の折畳座席となっています。

座席表皮は一般席が群青色の、優先席が赤紫色の
共通の柄物となっており全体的に明るい印象です。
車内の握り棒は、中扉後方の段差部分は黄色の、
それ以外の箇所は黒色の緩衝剤が巻かれています。
子会社向けらしく停留所名表示器は省略されており、
降車釦はオージWS-230・WS-240となっています。

ホイールベース5.3mの標準尺のノンステップ車で、
非常にスタイリッシュな仕上がりとなっているだけに
鉾田の広大な路線網での活躍が期待されますね。

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【諸元】
登録番号:水戸200か1712
年式:2001
型式:KL-LV280N1
機関:8PE1-N(9880cc 240ps/2100rpm)
ホイールベース:5.3m

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