関東鉄道 9387MT

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関東鉄道 9387MT/三菱KK-MK23HH+三菱バス製造(AeroMidiMK)

京成中古車で、京成時代の社番は3369です。
2002年に松戸営業所へ新製配置された車で、
廃車後、2015年に関鉄入りを果たしており、
9387MTとして水戸営業所へと配置されました。

京成では中型車であってもワンステップ車の場合、
扉配置が基本的に中四枚折戸とされていましたが、
2002年式のうち、この2002年度投入分からは、
中四枚折戸から中引戸へと改められています。
従って、京成から先行して関鉄へと移籍してきた
三菱中型車でワンステップ仕様の9381RGとは、
扉配置が異なっており、外観は大きく異なります。

車内は、ほとんど京成時代のまま運用されており、
灰色の内張りも京成パンダのステッカーもそのまま、
握り棒も、乗降口付近は黄色の緩衝剤巻きのまま、
他は黒色の緩衝材巻きのままとなっていっています。
停留所名表示器も設置され新車と遜色ありません。

床は、通路部が滑り止め付きの濃緑色の床材張り、
それ以外が平滑な濃緑色の床材張りという具合に
2002年式以降の京成の標準的仕様とされています。
かつて京成で見られた、車椅子固定箇所のみの
茶色石目調の平滑な床材張りは省略されています。
また床には「バスが止まるまで立たないでください」
と書かれたステッカーが貼られており、目立ちます。

座席配置はまず乗降口側前半が横向き1+2人掛、
中扉より後半が前向き1人掛2列・前向き2人掛1列、
非常口側が前向き1人掛7列・前向き2人掛1列で
うち4・5列目については折畳座席とされています。
なお乗降口側前輪タイヤハウス上には座席はなく
消火器置き場があるのは、京成らしいところです。
座席表皮は全席が薄青色のブロック柄のものです。

中型車限定の運用を多くもっている水戸営業所では
使い勝手がよい車らしく、管内全域で活躍しています。

【諸元】
登録番号:土浦200か1374
年式:2002
型式:KK-MK23HH
機関:6M61-3(8201cc 225ps/2900rpm)
ホイールベース:4.375m

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