関東鉄道 9401RG/日野KK-RJ1JJHK+日野車体(Rainbow RJ)
京成バス中古車で京成時代の車番はN466です。
2003年に長沼営業所草野車庫へと投入された
N466・N467・N468の3両の中型車のうちの1両で、
2015年に廃車となった後に関鉄へと移籍を果たし
同年9401RGとして竜ヶ崎営業所へ投入されました。
京成では、中型車でもワンステップ車の場合には
扉配置が基本的に中四枚折戸とされていましたが、
この2002年式のうち、2002年度の投入分からは、
中四枚折戸から中引戸へと改められています。
塗装は移籍に際し低床塗装へと改められており、
側面窓周囲の黒色塗装もしっかりと施されたため
自社発注車1852MK・1853MKに近い雰囲気ですが
側面行先表示機の位置が中扉前方にあることや、
屋根上の通風機が2基搭載されていることなどが
自社発注車との、外観上の差異となっています。
前面窓の左側下辺を切り下げたデザインに対して、
右側下部を左側下辺に揃えて黒色に塗装したことで
下辺が一直線に見える仕上がりとなっていることも
細かいながら自社発注車と共通した仕上がりです。
車内は、内張りは灰色一色のものとされている他に
床は、通路部が滑り止め付きの濃緑色の床材張り、
それ以外が平滑な濃緑色の床材張りという具合に
2002年式以降の京成の標準的仕様とされています。
なおかつて京成で見られた車椅子固定箇所のみの
茶色石目調の平滑な床材張りは省略されています。
また握り棒は、乗降口付近は黄色の緩衝剤巻きで、
他は黒色の緩衝材巻きとなっているのも同様です。
停留所名表示器も設置され新車と遜色ありません。
座席配置はまず乗降口側前半が横向き2+1人掛、
中扉より後半が前向き1人掛2列・前向き2人掛1列、
非常口側が前向き1人掛7列・前向き2人掛1列で
うち4・5列目については折畳座席とされています。
なお乗降口側前輪タイヤハウス上には座席はなく
消火器置き場があるのは、京成らしいところです。
座席表皮は京成時代に張り替えられ、全ての席が
2006年式以降で採用の「標準仕様ノンステップバス
認定制度における2005年以降標準仕様への改正」
に対応した薄青色の柄物で、爽やかな雰囲気です。
一時期当地に在籍していた1835RGを髣髴とさせる
使い勝手の良い中型車で、今後の活躍に期待です。
【諸元】
登録番号:土浦200か1407
年式:2003
型式:KK-RJ1JJHK
機関:J08C(7961cc 220PS/2900rpm)
ホイールベース:4.49m
日野中型HRJN763でワンステップ中型中古は珍しいですね。
日野HRJ1NEは数台在籍していますが。いすゞ、日野の中型京成中古は非常に珍しいですね。エルガLV280シリーズも移籍してますね。いすゞ、日野はだいたいは大型であることが多いですね。
>>力っちん様
コメントありがとうあございます。
大都市部の事業者は中型車があまり在籍していないので、
おのずと中古の中型車は出物が少ないですね。