関東鉄道 1853MK

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関東鉄道 1853MK/日野KK-RJ1JJHK+日野車体工業(Rainbow)

2002年に投入の自社発注車1852MK・1853MKは
同じ年式の1833MT・1834MT・1835MTに続き、
日野車でワンステップ仕様の本型式とされました。
この2両は投入時期の関係で1840TC以降標準の
LED行先表示機を採用したことが特徴となっていて、
本型式の投入はこの2両で打ち止めとなったために、
結果的に本型式でLED行先表示機を装備する車は
この2両だけに留まっており希少な存在といえます。

この他に正面腰板部の「ワンステップバス」のロゴが
1840TC以降の標準のものに変更されていますが、
先行投入された3両もすぐに同じものに変わりました。

それ以外は先行して投入された3両の仕様を踏襲し、
Rainbowの特徴である左側の前面窓の切り下げが、
窓回りの黒色塗装により目立ちにくくなっていること、
前面の「中のり」表記が同時期の他車種に先行して
プレートではなくステッカーとなっていることなども、
先行して投入の3両と共通する特徴となっています。

関鉄では少数派の印象が強い日野中型車ですが、
中型車では数の上でいすゞ車に次ぐ勢力を占め、
しかも現在に至るまで継続して投入されています。
ただ、三菱車・日産ディーゼル車程ではないにせよ
かつては配置される営業所に比較的偏りが見られ、
柿岡営業所・土浦営業所・鹿島営業所を中心にし、
他に潮来営業所・波崎営業所にも時々投入される、
という傾向が伝統的だったように見受けられます。

ところが、本型式の投入先はこれまでとは異なり、
1833MT・1834MT・1835MTが水戸営業所、また、
1852MK・1853MKが水海道営業所、という具合に、
これまで日野中型車の投入が殆どない営業所へと
新製配置されていることが注目できると思います。
ただし水海道営業所の場合は取手営業所と共に、
かつては、日野大型車の投入がなされています。

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【諸元】
登録番号:土浦200か・443
年式:2002
型式:KK-RJ1JJHK
機関:J08C(7961cc 220PS/2900rpm)
ホイールベース:4.49m

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