関東鉄道 9381RG

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関東鉄道 9381RG/三菱KK-MK23HH+三菱バス製造(AeroMidiMK)

京成中古車で、京成時代の社番は3364です。
2002年に松戸営業所へと新製配置されて以来、
2013年に廃車となるまで活躍を続けて来ました。
ワンステップ車ながらリーフサスペンション仕様なのは、
実に京成らしい仕様だと言うことができますね。
その後、2014年には関鉄へ移籍を果たしており、
9154RG9157RG以来、久々となる三菱車として、
竜ヶ崎営業所に配置されています。

外観では、中四枚折戸の扉配置が目立ちます。
京成ではこの2002年式まで中型車であっても、
ワンステップ車は中四枚折戸としていました。
側面窓は黒サッシの逆T字窓とされており、
それに合わせてか、側面窓周囲の黒色塗装が
省略されることなく施されており好印象です。

また、クーラーは三菱重工製が採用されており、
屋根上の機器が独特の形状となっています。
後面は補助テールランプは設置されていないため、
非常にさっぱりとしたリアスタイルとなっていますが、
乗降中表示灯は車椅子表示灯と一体化が図られた
やや大柄なものとなっており目立つところです。

車内は内張りが1999年式以降標準の灰色一色とされ、
床材は従来通り、中扉向かい側の車椅子固定箇所のみ
石目調の床材である他は濃緑色の床材張りとなっており
中扉付近には「バスが止まるまで立たないでください」と
書かれたピクトグラム入りのステッカーも貼られています。

座席配置は乗降口側前半部が横向きの1+2人掛とされ、
後半部は前向きの1人掛2列・2人掛1列となっています。
また非常口側は前向き1人掛7列・2人掛1列とされており、
非常口側4・5列目は車椅子固定用の跳上座席です。
また座席表皮は京成時代に張り替えられ、全ての席が
2006年式以降で採用された「標準仕様ノンステップバス
認定制度における2005年以降標準仕様への改正」に
対応した薄青色の柄物とされて、爽やかな雰囲気です。

今後の活躍が期待される一両ですね。

【諸元】
登録番号:土浦200か1374
年式:2002
型式:KK-MK23HH
機関:6M61-3(8201cc 225ps/2900rpm)
ホイールベース:4.375m

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