関東鉄道 9429TR


関東鉄道 9429TR/日野KL-HU2PMEK+日野車体(BlueRibbonCity)

京成バス中古車で京成時代の社番は4406です。
2003年に船橋営業所花輪車庫へと投入された、
4405~4411、及び、4852~4856の11両は共に
ホイールベース5.2mの標準尺ワンステップ車で
扉配置は中四枚折戸ではなく中引戸となります。
京成では2002年式より、ワンステップ車の場合
長沼営業所花見川車庫、船橋営業所茜浜車庫に
新製配置された車以外は中引戸となりました。

従って、同じく標準尺のワンステップ車である
2002年に船橋営業所花輪車庫へと投入された、
4596~4598の3両、及び、前述の7両と同じく
2003年に長沼営業所草野車庫へと投入された
N469~N472、N474~N475の6両も中引戸で、
2000年に投入された4579・4580の2両、及び、
2001年に投入された4588・N460の2両との
仕様上の大きな差異とみなすことができます。

4406は2012年に船橋営業所花輪車庫閉鎖及び
習志野出張所新設により習志野出張所へ移管、
車番を0406と改めて、活躍を続けてきました。
2016年に9429TRとして取手営業所へ配置され
元4411の9428TR、元N470の9430TR、そして、
元4856の9431TRと共に同所で活躍しています。

外観は当然ながら低床塗装へと改められており、
ライトベゼルが移籍時に黒色に変更されている
9428TR・9430TR・9431TRに対して当車のみ
ライトベゼルが銀色のままなのが特徴です。

車内はほとんど京成時代のまま運用されており、
内張りは落ち着いた印象の灰色とされている他、
床は通路部が平滑な緑色石目調の床材張りとされ
それ以外が平滑な濃緑色の床材張りという具合に
2002年式以降の京成の標準的仕様とされています。

座席配置についても京成時代のままとされており
まず左側前半が前向き1人掛1列と横向き1+2人掛、
中扉より後半が前向き1人掛2列と前向き2人掛2列、
また右側が、前向き1人掛7列と前向き2人掛2列で
うち4・5列目については折畳座席とされています。
また5列目の後に車椅子固定用スペースがあります。
座席表皮は全席が薄青色地の派手な柄ものです。

降車釦はオージWS-220・WS-240とされており、
握り棒も、乗降口付近は黄色の緩衝剤巻きのまま、
他は、黒色の緩衝材巻きのままとなっています。

取手営業所に集中配置されている同型車ですが、
他の営業所への配置も期待したいところですね。

【諸元】
登録番号:土浦200か1517
年式:2003
型式:KL-HU2PMEK
機関:P11C-TI(PT-I)(10520cc 250ps/2100rpm)
ホイールベース:5.2m

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