関東鉄道 2147RG


関東鉄道 2147RG/いすゞQSG-LV234N3+J-BUS(ERGA)

関鉄が2017年に投入した自社発注の大型車のうち、
2141MT・2142MK・2143YT・2144TR・2145TR・
2146TC・2147RGの7両は、2016年に投入された
2101MT・2102MK・2103TR・2104TC・2105RGの
5両に続いてハイブリッド車が選択されています。

基本的な仕様は2016年式の5両を踏襲していますが、
関鉄では2017年式からヘッドライトがロービームのみ
LEDバルブの小糸製作所製4LEDRSB-2-24に変更され
これが外観上の変更点となっているのが特徴です。

小糸製作所は2015年に我が国で初めて24V車専用の
角型4灯式LEDヘッドランプユニットの販売を開始し
ロー用の4LEDRSB-2-24とハイ用の4LEDRSB-1-24を
ラインナップしていますが実際は経済性の観点から
ロービームのみ採用する事業者が多いようですね。

車内では、今年度ICカードに対応する予定である
水海道営業所・竜ヶ崎営業所に投入された車のみ、
中扉付近にICカードR/W設置用の台座があります。

一方でこれらの運賃箱は小田原機器製RX-NZSで、
これは、2139RG・2140RGも同様となっています。
もちろんクラリオン製のLCD表示器CM-2654Aや、
泰平電機製の音声付ドアチャイムNCB-4などは、
全て近年の関鉄の標準的な仕様を踏襲しています。

なお後方にはバッテリーユニットが設けられており
それに伴って、座席配置が少々変更されているのは
ハイブリッド車ならではの、大きな特徴といえます。
前述の2016年式の5両には、バッテリーユニットに
災害時に備えた電源供給機構が設置されていますが
2017年式の7両は電源供給機構が省略されています。

また運転席周りでは2016年式の5両と同じように
イートン製AMTのボタン式シフトスイッチの他に
クラッチに代わりアイドリングストップシステムの
エンジン再始動ペダルがよく目を惹くところです。

関鉄路線車のフラッグシップとして活躍している
これらハイブリッド車はイベントでの代用貸切でも
頻繁に登場しており、集合する機会も多くあります。

【諸元】
登録番号:土浦200か1552
年式:2017
型式:QSG–LV234N3
機関:6HK-TCC(7790cc 260ps/2400rpm)+HB1(44kW)
ホイールベース:5.3m

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