成田セントラル観光 成田200か・758


成田セントラル観光 成田200か・758/いすゞKL-LV834N1+富士重工業(新7E)

京成電鉄中古車で、京成時代の社番はE120です。
2002年に江戸川営業所へ投入後、京成バスへ移管、
2010年に市川営業所へ転入して2133へ改番されて
2014年には成田セントラル観光へ移籍しています。
成田セントラル観光では成田空港と周辺ホテルとの
送迎用としてもっぱら運用されているようです。

いすゞ大型車は2000年にモデルチェンジした際に
ノンステップ車は、ワンステップ車をベースにし
前半部のみ低床構造とした廉価版であるType-Aと、
エンジンを小排気量化した上で垂直横置きとして
後方まで低床構造とした本格仕様であるType-Bが、
設定され、並行して販売されることとなりました。

Type-BはType-Aの15LでV型8気筒の8PE1-Nに代え
排気量が半分の8Lでターボチャージャー付きとした
直列6気筒の6HK1-TCCとしてエンジンを小型化し
クランクシャフトの方向がアクスルと並行となる
横置きとすることで駆動系をコンパクトにしました。
トランスミッションはZF製トルクコンバーター式
オートマチックトランスミッションとなっています。

このType-A、Type-B共にメーカーの標準仕様たる
いすゞバス製造製車体を架装する車が大半ですが
富士重工業製車体を架装する車も存在しています。
とはいえType-Aは東武に、Type-Bは東武と京成に
納入されたのみで全国的に見れば希少な存在です。
当車はType-Bに富士重工業製新7Eが架装した車で
エンジンルームを覗くと前述の横置きのエンジン、
そして隣接のトルクコンバーターが目を惹きます。

外装は、白色にストライプ入りの塗装に改められて
以前よりも軽快な雰囲気へと生まれ変わっています。
また側面窓にはフィルムが貼られ高級感が出ました。
タイヤが変更されており少々腰高になった印象です。

車内は右側の前向き1人掛5列分の座席が撤去されて
荷物置き場が設置されているのが大きな特徴ですが
それ以外は比較的京成時代の原型を留めています。
ノンステップ車ゆえ成田空港発着の国際線利用者の
トランクの積載にはうってつけの仕様と言えますね。
なお、立席に配慮してか京成ではType-Bの場合でも
通路後半部に段差が設けられているのも特徴です。

メーターパネルはエルガ用のものが流用されており
新7E用のパネルに収めるために苦心した跡が窺える
独特の仕上がりとなっており強く目を惹くところです。
このようなパネルはType-Aでも見ることができます。
セレクターはもちろんZFのボタン式となっています。

こうした国産ノンステップ車黎明期の雰囲気を残す車も
全国的にすっかり数を減らし貴重な存在となりました。
なお当車は2020年9月30日で営業車としての役割を終え
同社が経営するセントラルパーキング成田の送迎車として
自家用登録車両となって、こ引き続き活躍を続けています。

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