関東鉄道 2206RG


関東鉄道 2206RG/日野2DG-HX9JLCE+J-BUS(Poncho)

2019年式の自社発注車、2205RG・2206RGの2両は
つくば市の新規路線バス実証実験事業の専用車として
竜ヶ崎営業所へと投入された小型車となっています。

牛久駅~城山団地~茎崎窓口センター~富士見台間の
この新規路線バス実証実験事業は、高齢化率が高く、
また牛久駅に向かう路線バスが経由していなかった
城山団地、自由が丘団地、富士見台を経由しています。
城山団地はつくば市コミュニティバス「つくバス」が
これまで経由していなかっただけに、新鮮な印象です。
人の流れにあわせ市内完結ではなく牛久市へと乗り入れ
本数は1日8往復で朝夕のラッシュ時は外した設定です。

メーカーのマイナーチェンジで、トルクコンバーター式
オートマチックトランスミッションが採用されており、
また尿素SCR装置を搭載したことが特徴となっています。
外観では白色LEDが主体で一部がフルカラーLEDである
レシップ製のLED行先表示機DFE-C33CW・DFE-C22CWが
非常に強く目を惹くところで、視認性が向上しました。

塗装は関鉄本体では1965YT以来となる一般塗装ですが
P6036と同様に前扉前方の黒色の部分が拡大されており
ベビーカーステッカーの追加と共に相違点となります。

車内は内張りが灰色、床が濃灰色石目調の床材張りで
座席配置は左側前向き1人掛2列、右側前向き1人掛5列、
右側の1・2列目は車椅子固定用の折畳座席となります。
座席表皮はつくば市コミュニティバス「つくバス」の
専用車に併せたのか青色のジグザグ柄となっています。
降車釦はレシップ製KSP-400とされ握り棒は橙色です。

また左折アラームはデンソー製のS8665-01330ではなく
ボイスアラームであるデンソー製100689-0050であり
関鉄としては中々違和感があるところとなっています。

高齢化が著しい各団地の足として、利用者が定着して
実験終了後も運行が継続されることを期待したいです。


関東鉄道 2205RG/日野2DG-HX9JLCE+J-BUS(Poncho)


関東鉄道 2205RG/日野2DG-HX9JLCE+J-BUS(Poncho)

【諸元】
登録番号:土浦200か1683
年式:2019
型式:2DG-HX9JLCE
機関:J05E-J5-V1(5123cc 180ps/2500rpm)
ホイールベース:4.825m

カテゴリー: 関東鉄道 パーマリンク

コメントを残す