関東鉄道 2157TK/いすゞSKG-LR290J2+J-BUS(ERGAmio)
2017年式の自社発注車、2157TK・2158TK・2249TK・
2260TK・2161YT・2162YT・2163RGの7両の中型車は
つくば市コミュニティバス「つくバス」専用車である
小型車1907YT~1909YT、1914RG~1916RGの計10両、
中型車1918TK・1919TK・1920TKの計3両の代替の為
つくば北・つくば中央・龍ヶ崎営業所へ投入されて、
このうち、1907YT及び1918TK・1919TK・1920TKは
同年中に外装が改められて一般路線車へと転用されて
1918TK・1919TKは潮来へ、1920TKは波崎へと転属し
また1908YT・1909YT・1916RGは同年に廃車となって
うち1909YTは、桜交通・宮城200か2772となりました。
また「つくバス」の「北部シャトル」専用車となる
2157TK・2158TK・2159TK・2260TKは投入に際して
これまで「北部シャトル」専用車として活躍してきた
1918TK・1919TK・1920TKと2018TKから捻出された
自転車積載ラックを装着したことも大きな特徴です。
外装は2006年の「つくバス」開業時「地域循環」で
採用されていた紺色を基調とした外装とされています。
2006年に「北部シャトル」専用車として投入された
1918TK・1919TK・1920TKの3両は就役した時点では
苔色を基調とする同系統専用の外装とされましたが
2011年の「つくバス」再編時に旧「地域循環」と同じ
紺色を基調とした外装に変わり、それを踏襲しました。
前面と側面に描かれている生き物らしきイラストは
全部で3種類用意され、2159TK・2160TKのみ共通です。
2019年4月1日に「つくバス」は再編が行われますが、
SDGsのプロモーションのために「つくバス」専用車は
「これからのやさしさのものさし」をコンセプトとし
新たにデザインされた外装へ順次変更されました。
この新たな外装は水色を基調とする明るい色調となり
後方の幕板部も白色とされ軽快な印象となりました。
車内は灰色で床は濃灰色木目調の平滑な床材張りで、
座席は樹脂製シートバックのメーカー標準品に代えて
従来同様の金属製シートバックのものとされました。
座席表皮は2005TR以降で採用される群青色の柄物です。
座席配置は、メーカー設定のラッシュ型を基本として
両側前輪タイヤハウス上の座席を省略したものとされ
左側前半は前向き1人掛2列のみ、中扉を挟んで後半は、
前向き1人掛2列・前向き2人掛1列とされています。
右側は前向き1人掛6列・前向き2人掛1列とされており
このうち3・4列目は、車椅子固定用の折畳座席です。
2019年の再編で「北部シャトル」もバス停が追加され
テクノパーク桜入口・天久保(筑波実験植物園)にも
停車するようになり、利便性の向上が図られています。
【諸元】
登録番号:つくば200か・762
年式:2017
型式:SKG-LR290J3
機関:4HK1-TCN(5193cc 210PS/2400rpm)
ホイールベース:4.4m