ジェイアールバス関東 L538-02503/日ディKL-UA452KAN+富士重工業(新7E)
東急中古車で、東急時代の社番はI304でした。
2002年に池上営業所へ投入されて活躍した後に、
2011年に新羽営業所へと転入、NI304となりましたが、
2013年に廃車となっています。
廃車後はジェイアールバス関東に移籍しましたが、
移籍に際して、日本国有鉄道時代の1960年から、
同社の一般路線車で20年に亘って採用されてきた、
褐色を地色として側面窓周囲と裾部に青緑色を配し、
腰板部に黄土色の帯を入れた塗装を纏った上で、
2014年に中央道支店へ投入され注目を浴びています。
高遠さくら祭りのシャトルバスなどに使用されたのち、
白河支店に転入、続いて佐野支店へと転入、と
一般路線を担当する各支店を行脚しています。
近年のリバイバルカラーブームの波に乗ってか、
ジェイアールバス関東でも2013年より高速路線車へ、
白色地に青色と銀色の帯が入る高速路線車用の塗装、
白色地に赤色と銀色の帯が入る同試作車用の塗装を
纏った「青いつばめ」「赤いつばめ」を投入しており、
この車はそれらに続く「黄色いつばめ」として、
同社ホームページでも紹介がなされています。
各所には「国鉄」の文字が入れられているだけでなく、
前面腰板部中央には動輪を象ったオーナメントが、
側面腰板部には燕のイラストのオーナメントが、
それぞれ復元されているなど、気合が入っています。
一方、車内は基本的に東急時代のままとされており、
上半分象牙色・下半分薄緑色の内張りをはじめとして、
群青色系の柄物の座席表皮、橙色の握り棒なども
そのままに使用されています。
2014年11月からは土浦支店へと転入をしました。
ICカードR/W未搭載であったため専ら江戸崎方面で
2ヶ月程運用された後に、同年中に八日市場支店へ、
2015年には更に宇都宮支店へと転入しています。
宇都宮支店ではヘッドライトの一部が小糸工業製の
LEDヘッドライトへと換装されたことが特筆される他、
側面窓に「JRバス関東」のステッカーが貼られました。
茂木駅で開催の「復刻デザインバス展示イベント」では
「青いつばめ」「赤いつばめ」と並べて展示される等、
引き続き各種イベントにも活用されている様子です。