関鉄パープルバス P023

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関鉄パープルバス P023/いすゞKC-LV380N+富士重工業(7E)

京成中古車で、京成時代の社番は8139です。
元々は1998年に金町営業所へ投入された車であり、
配置当初は一般路線車として活躍していましたが、
TDRゲストパーキングシャトルに転用されることとなり、
青色と水色の波模様をベースに屋根に白色が入り
各所にロゴを散りばめた専用の外装へと改められて
江戸川営業所へ転出、社番もE215に変更されました。

TDRゲストパーキングシャトルの任を解かれた際に、
今度は貸切車と同じKaNaCカラーへと改められた上で、
引き続き江戸川で特定車として運用されていましたが、
2011年に外装はそのままでちばシティバスへ転出して、
社番はC194に変更、引き続き特定車として活躍しました。
2014年に廃車となった後に、関鉄へ移籍を果たして
関鉄パープルバス下妻本社営業所へ投入されました。

当然投入に際して低床色へと改められていますが、
側面窓周囲の黒色塗装は省略されているために、
同型車の9359YTと異なり、軽快な印象となっています。
9359YTとはコーナリングランプの有無も相違点です。

車内は降車釦が全てオージ製WS-260であるのが、
なんといっても違和感を感じるところです。
これは京成時代に特定車として使用するに当たり、
降車釦が全て撤去されたため移籍するに当たって、
関鉄側で新品を取り付けたものと推察されます。

それ以外は、同時期の京成に見られる標準的なもの、
即ち車椅子固定場所が茶色石目調の平滑な床材、
それ以外が濃緑色の滑り止め付きの床材が張られ、
薄茶色の内張り、という具合になっています。
経年車にも拘らず内装の痛みは殆どありません。

座席配置は標準尺車らしく座席が多くなっており、
乗降口側は前半が前向き1人掛1列と横向き1+2人掛、
そして、中扉より後半が2人掛4列となっています。
また非常口側は前向き1人掛6列と2人掛4列です。
なお、非常口側は5・6列目が跳上座席となっています。

ピンチヒッター的な役割を果たしたP021を代替し、
土浦花火大会にも早速登板、注目を浴びています。

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【諸元】
登録番号:つくば200か・546
年式:1998
型式:KC-LV380N改
機関:8PE1-N(15201cc 240PS/2300rpm)
ホイールベース:5.3m

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関鉄パープルバス P023 への2件のフィードバック

  1. 9060MT のコメント:

    こんばんわ!!

    実はこのバスは3週間前に乗車しました!!
    土浦~大学中央間
    エンジン音のサウンドがいいですよね~!!

    話は変わりますが、仕事が休みだったので土浦へ行った際に本日9388TCを見かけました!!
    京成中古 エルガワンステ
    土200か 1381

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>9060MT様
    いつもコメントありがとうございます。
    配置直後にP023に乗車されたようで、羨ましいです。
    私は捕まえるのになかなか苦労しました。
    また9388TCの情報、ありがとうございます。
    こちらはまだ現車を確認できていませんが、
    こちらも早く撮影・乗車したいところです。

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