関鉄パープルバス P021


関鉄グリーンバス G016/いすゞU-LV324L+アイケイコーチ(Cubic)

京急中古車です。
鹿島鉄道廃止に伴う代替バス運行開始に備え、
2006年に石岡本社営業所及び鉾田営業所へ投入された
京急中古車、G016・G017・G018・G019の4両のうち
2011年にはG019がまず廃車となってしまい、
2012年にはG017・G018が廃車となりましたが、
このうち、唯一残っていた石岡本社営業所のG016は
2013年に車齢20年目にして下妻営業所へと転入、
社番をP021に改番し活躍を続けることとなりました。


関鉄パープルバス P021/いすゞU-LV324L+アイケイコーチ(Cubic)

転入に際して、側面・後面の社名表記が変更された他
つくばナンバーでの再登録が実施されていますが、
何故か方向幕の表示が「下妻駅」・「つくばセンター」等、
経由地表示の一切ないものとなっており目立ちます。
恐らく、石岡本社営業所時代に装填されていた方向幕に、
予備的に用意されたコマをそのまま活用しているため、
このような表示にせざるをえないものと思われます。
恐らく、この車が転入した当時の下妻本社営業所は
P011・P017の早期廃車により車両不足に陥っており、
あくまでもピンチヒッターとしての転入だったがために、
このような措置となったのではないかと思われます。

車内は、内張りが上半分白色・下半分灰色のもので
座席配置は前半部が乗降口側・非常口側の両方共、
1列目が前向き1人掛である他は肘掛付の横向き座席、
後半部がやはり両側共に前向き2人掛が4列、という
上述の4両や土浦営業所の同型車9249TCに共通する
当時の京急としては標準的な内装となっていますが、
P021(G016)・G019・9249TCとG017・G018とでは
床材と前向き座席の座席表皮が異なっています。

即ち、前者は灰色石目調の平滑な床材なのに対し、
後者は茶褐色で滑り止め加工入りの床材であり、
また、前者は青色地に水色のチェック柄の座席表皮、
後者は青色一色の座席表皮という差異があります。
横向き座席の座席表皮は上述の5両で共通しており、
うち一般席が青色地に一人々々の着座位置を示す
水色のスリット風の模様が入れられたもので、
うち優先席が赤色地に一人々々の着座位置を示す
肌色のスリット風の模様が入れられたものです。

流石に車齢21年目に達し車体に疲れが見られますが、
調子は良いのか、引き続き活躍を続けています。

129FH040023

129FH040023

【諸元】
登録番号:土浦200か・957→つくば200か・492
年式:1993年式
型式:U-LV324L
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:5.0m

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