千歳相互観光バス 札幌200か3226/いすゞKC-LV380N+いすゞバス製造(Cubic)
西武中古車で、西武時代の社番はA9-627と思われます。
西武では1979年、江川事件を契機に三菱車の採用やめ、
以降は、同社が西武ライオンズの後援企業だった縁から、
基本的に日産ディーゼル車のみを採用し続けてきましたが、
1998年、24年振りにいすゞ車を投入、注目を浴びました。
1999年にも前年と同様、大宮営業所・所沢営業所へ、
計18両のいすゞ車を投入していますが、そのうち、
A9-626~628、A9-637~638、A9-645~648の計9両は
車椅子スロープ付きのワンステップ車とされており、
扉配置は埼玉県内向けながら中四枚折戸となりました。
これまで、西武中古を主力としてきた千歳相互では、
やはり日産ディーゼル車が主力となっていましたが、
2012年にこの3226、続いて3247の2両のいすゞ車が
相次いで登場し、非常に目立つ存在となっています。
なお、行先表示機は3226が方向幕とされたのに対し、
続く3247はLED行先表示機となっている
外装では、ワンステップ車故に低床色とされましたが、
側面の「Chitose Bus」のロゴや鳥のマークなどは
思い切って省略されていることが特筆されます。
また同じく低床色を纏う7Eに合わせたのでしょうか、
フロントウィンドゥ下部には黒色で縁取りがなされ、
フロントウィンドゥ下辺が一直線のように見えます。
車内は他車と同様、西武時代のままとなっています。
今後もいすゞ車が投入されるのか、注目されますね。