茨城交通 水戸200か・360

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茨城交通 水戸200か・360/日ディU-UA440LSN+富士重工業(7E)

西武中古車です。
1993年式で2002年に那珂湊営業所に投入されました。
当時の西武としては標準車的な位置づけであった、
ホイールベース5.3mの中引戸仕様の車であり、
長らく西武中古車を投入してきた茨交らしい車です。
後面を見るとと補助ブレーキランプとバックランプの
コンビネーションランプが中寄りに設置されており、
目を惹きますが、西武の当時の標準的な仕様です。
投入当初、行先表示機は方向幕とされていましたが、
2012年にLED行先表示機へと改められています。

さて、茨交は経営共創基盤傘下での経営再建に併せ、
地域との連携を強化する様々な施策を実施しています。
茨交が路線を延ばず大洗町を舞台としたテレビアニメ
「ガールズ&パンツァー」への協力・応援もその一つで、
2012年10月から12月までに放映された本編には、
茨交が受託する大洗町コミュニティバス「海遊号」が登場、
2012年11月11日にはこの360に同アニメのキャラクターの
ステッカーを各所に貼付して翌日から試験運行を開始、
大洗あんこう祭とのタイアップに併せ当日の11月18日には
出演声優によるステッカーの追加が実施された上で、
「ガルパンバス」として正式に運行を開始しています。
なお、運用は関連イベント時を除き、他車と共通です。
併せて、表紙や券面にキャラクターをあしらった
回数券「ガールズ&パンツァー応援回数券」の販売や、
出演声優による車内放送も同日より開始されました。

翌年以降も、茨交では同アニメのキャラクターのラッピングを
1101に施し「ガルパンバス2号車」として運行開始した他、
2013年11月17日には大洗あんこう祭とのタイアップに併せ
「ガールズ&パンツァー応援回数券第2弾」を販売開始する、
2014年3月30日には海楽フェスタとのタイアップに併せ、
大洗町内に作中の施設に因んだバス停標柱を設置する等、
様々なイベントに関り、茨交の経営方針の変化を感じます。

2013年8月には、当車をモデルとしたNスケールのバス模型
ザ・バスコレクション「茨城交通 ガールズ&パンツァーバス」も
TOMYTECより発売開始されており、注目を浴びています。

この時期の中古車らしく、移籍時に車体更生を受けているものの、
茨交では西武と同様の上半分象牙色・下半分薄緑色の内装が
標準とされているため、雰囲気は西武自体と大きく変わりません。
座席表皮は緑色一色のものへと張り替えられているものの、
座席配置は、乗降口側前半が前向1人掛2列と横向1+1人掛、
そして中扉を挟んで、後半が前向1人掛2列と前向2人掛2列、
非常口側が前向1人掛9列と前向2人掛2列と西武時代のままです。
また車内にも各所にキャラクター等のステッカーが貼られています。

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