千歳相互観光バス 札幌200か2788


千歳相互観光バス 札幌200か2788/日デKC-UA460LSN+富士重工業(7E)

西武バス中古車で、ワンステップ車です。

千歳相互観光バスは、千歳市内に2路線5系統の
路線バスを運行する比較的小規模な事業者です。
主力をなすのは西武バス中古の日産ディーゼル車で、
車両数の割にバラエティに富んだ車両を擁しています。

西武では、ワンステップ車を1995年から投入していますが、
中扉は当初、車椅子リフト付のグライドスライド戸とされ、
その後、車椅子スロープ付きの狭幅の四枚折戸を経て、
車椅子スロープなしの引戸へ、という変遷を辿りました。

このうち、中扉が引戸とされたワンステップ車は、
A7-431・A7-444・A7-475・A7-476・A7-478・
A7-479・A8-482・A8-483・A8-490の9両でしたが、
続いて登場した、ワンステップ車A8-498・A8-499は
前扉だけでなく中扉にも「イージーステップ」と呼ばれる、
補助ステップを装着して登場、中扉も折戸となりました。

その9両のうちの1両が、千歳相互に移籍しています。
車椅子スロープが無いのは難点ではあるものの、
開口幅の狭い中引戸は寒冷地にはうってつけです。
他車と同様、前扉の補助ステップの撤去を初めとして、
ミラーの交換や暖房強化など北海道らしい改造の他、
側面のサボ差し・広告枠の撤去が行われていますが、
内外共に西武時代の面影をよく残しています。

気になるのは、千歳相互では2010年に投入された
2625以降、26342656・2676は行先表示機が
LED行先表示機となって登場しており目立っていましたが、
この2788は何故か方向幕で登場したことです。
予備品の活用、あるいは、改造の手間の関係かと思いますが
その理由が気になる所ではあります。

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