関東鉄道 1891MT


関東鉄道 1891MT/いすゞPA-LR234J1+J-BUS(ERGAmio)

国土交通省認定ノンステップバス標準仕様での
導入となったノンステップ車のうち、
認定ステッカーが青色の2004年式及び2005年式は、
「標準仕様ノンステップバス認定制度における
2005年以降標準仕様への改正」以降の車と異なり、
1809TR以降の関鉄標準の内装を色濃く残していて、
変更点といえばピクトグラム入りとなった出入口表示と
一部が黄色に変更された車内のスタンションポールが
せいぜい目立つ程度となっています。

ちなみにPA-代では関鉄にもOEM車である
日野RainbowⅡが投入されるようになり、
しかもPDG-代と異なり見分けが困難ではありますが、
関鉄の場合、PA-代、PDG-代を問わず
日野RainbowⅡはワンステップ車のみである他、
日野RainbowⅡはクーラーがデンソー、
いすゞERGAmioはクーラーがサーモキング、
というようにクーラーのメーカーが分けられていて、
その判別は遠目でも案外容易に行えます。

1809TR以降、取手・土浦・つくば中央・水戸には
大型のノンステップ車が継続的に投入されてきましたが、
水戸管内では中型限定の払沢循環をはじめとして、
狭隘路線を多く抱えていることもあって、
並行して中型ワンステップ車も多く投入してされてきました。
結果的に水戸営業所は他営業所に比して、
ノンステップ車・ワンステップ車の割合が高くなっています。

そんな中で、初の中型のノンステップ車として登場したのが
この1891MTですが、以降も水戸では増備の主力は
引き続き中型ワンステップ車となっていて、
中型ワンステップ車は1891MT以降、今のところまだ、
1952MT、1968MT、1990MTのみとなっています。

この車は前後のナンバーステーの取付や、路肩灯のカバー変更、
そして流行りのサイドウィンカーレンズの変更に加えて、
近年の関鉄では一般的なサイドミラーの追設も実施されていて
なかなか派手な印象で、水戸でも注目の車です。
灯火規制によってPA-代から追加された側面のリフレクタに加え、
側面最後部に丸形のリフレクタを追加したのも可愛らしいですね。

【諸元】
登録番号:水戸200か・625
型式:PA-LR234J1
年式:2005
機関:6HK1-TCN(7790cc 240PS/2700rpm)
ホイールベース:4.4m

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