関東鉄道 9525TC


関東鉄道 9525TC/日野PJ-KV234L1+J-BUS(BlueRibbonⅡ)

京成バス中古車で、京成バス時代の社番は4465です。
京成においては、いすゞ大型車に限り1996年式から
短尺車と標準尺車を投入先毎に並行して投入しており
このうちホイールベース4.8mの短尺(L尺)車は主に
市川営業所、千葉営業所、佐倉営業所へと投入され
一方、ホイールベース5.3mの標準尺(N尺)車は主に、
金町営業所、江戸川営業所、長沼営業所花見川車庫、
及び、京成タウンバスに配置される形となりました。

一方日野大型車はその後も短尺(L尺)の投入はなく
うちホイールベース5.2mの標準(M尺)車は主として
長沼営業所草野車庫、船橋営業所花輪車庫に投入され
またホイールベース5.915mの長尺(R尺)車は主に
船橋営業所茜浜車庫へ配置される形となっていますが
草野車庫や花輪車庫へ配置されることもありました。

しかし日野大型車がいすゞのOEMとなったことを受け
いすゞ大型車と揃える形でPJ-規制の2005年式から
ホイールベース4.8mの標準(L尺)車を主として
長沼営業所草野車庫、船橋営業所花輪車庫に投入し
一方、ホイールベース5.8mの長尺(Q尺)車は主に、
船橋営業所茜浜車庫へと配置する形となりました。

また東京都内の金町営業所、江戸川営業所の場合は
1998年式の途中から原則ノンステップ仕様でしたが
一方、千葉県内の各営業所はレインボーHRを除いて
ワンステップ仕様主体で増備が進められていました。
こうした中で、2007年に花輪車庫へと投入された
4464・4465・4466・4467はノンステップ仕様とされ
花輪車庫では4888に続くノンステップ車となります。

2012年には花輪車庫閉鎖と習志野出張所新設に伴い
習志野出張所へと移管されて、0465に改番されて、
2015年長沼営業所へ転入、N465に改番されました。
廃車後は関鉄へと移籍を果たしており、2021年には
9525TCとして土浦営業所へと配置されています。
外観は元4888の9447YTとほぼ同じ仕上がりですが、
車外スピーカーがレゾナント製丸型となっています。

一方「標準仕様ノンステップバス認定制度における
2005年以降標準仕様への改正」へ対応したために、
車内は内張りが灰色、床が濃灰色の平滑な床材張り、
握り棒は橙色の緩衝材巻きとなったのが差異です。
座席表皮は、優先席が群青色の柄をベースとして
パステルカラーのピクトグラムが入れられたもの、
他は東急などでも見られる群青色の派手な柄物です。

日野車ですが、いすゞ車との区別は外観ではできず
比較的希少な車ながら目立たない存在といえます。

【諸元】
登録番号:土浦200か1738
年式:2007年
型式:PJ-KV234L1
機関:6HK1-TCC(7790cc 260ps/2700rpm)
ホイールベース:4.8m

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