金剛自動車 和泉230あ2101


金剛自動車 和泉230あ2101/日ディPKG-RA274KAN+西日本車体工業(B-Ⅰ型96MC)

2009年式の自社発注車、2101・2102・2103・2104は
2007年式の1901以来の日産ディーゼル車となっており
2008年式の2001と異なりワンステップ車となりました。

外観では、西日本車体工業製車体を架装するだけでなく、
側面窓は引き続き銀サッシの逆T字窓とされているほか、
屋根上に前後マーカーランプと前方右寄りの箱型通風器、
サーモキング製パッケージクーラー等が搭載されており、
また左側面の前輪のホイールアーチと中扉の間の腰板と
右側面のホイールベース間の腰板にはモールが付くなど、
仕様は引き続き概ね431を踏襲したものとなっています。

側面に配される「Kongo Bus」ロゴ左右のストライプは、
2001に続いて斜線となったのが、僅かに派手な印象です。
メーカーの仕様変更により、戸袋窓が接着式に変わって
他の側面窓と連続するような形に拡大されていますが、
それに伴って、車体色の目隠しのステッカーが貼られて
2001とは異なる仕上がりとなったことも、特筆されます。
後面と共通のオージ製DL-90F-940Fの側面行先表示機と
その下段が引き違い窓となる窓割りも目立つところです。

テールランプは、2006年の灯火器保安基準改正に伴って
金剛の伝統となっていた三連テールは喪われてしまい、
メーカー標準のゴールドキング製TSL-2が採用された他、
腰板上方にはハイマウントストップランプが付きます。

車内は国土交通省標準仕様ノンステップバスの制定後、
ワンステップ車でもこれに準じた仕様の車が増えた中、
431に準じた伝統的な仕様がマニア心を擽るところで
上半分が薄緑色、下半分がレザック紙風の模様入りの
内張りや、草色の滑り止めの突起つきの床材張りの床、
ロールアップカーテン付きの側面窓等が目を惹きます。

座席配置は左側前輪タイヤハウス上の座席は省略され
左側前半が前向き1人掛2列、後半は前向き1人掛3列、
右側が前向き2人掛2列と前向き1人掛6列となっていて
そのうち、4・5列目は車椅子固定用の折畳座席です。
2001に続き残念ながら横向き座席は無くなりましたが
後半は立席を確保しつつも座席間隔が広めの仕様です。
座席表皮は引き続き優先席も含めて緑色一色とされ、
背もたれは、ビニール製のカバー付きが奢られていて
カバーは優先席が黄色、一般席が白色となっています。

金剛では2010年にも同仕様の2201が投入されましたが
西日本車体工業製の車は2201が最後となってしまい、
同じ2010年式2202・2203は三菱ふそうバス製造製です。


金剛自動車 和泉230あ2103/日ディPKG-RA274KAN+西日本車体工業(B-Ⅰ型96MC)

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