阪東自動車 301/日ディPDG-RA273KAN+西日本車体工業(96MC)
2009年に投入された車で、
阪東最後のツーステップ車、238を代替しました。
当時の販売車種中で唯一の新長期適合車ということが決め手となり、
東武グループとしての尿素SCRシステムの試験的導入も兼ねて
2006年、尿素SCRシステム搭載の284が投入されて以降、
阪東では同種の車の投入が継続されています。
阪東は本来日野ユーザーである上に、東武グループとしても異例の
日産ディーゼル車は以降、着実に勢力を拡大しています。
トランスミッションはもちろん近年の阪東としては標準仕様の、
ZF製のトルクコンバーター式オートマチックトランスミッションが採用されており、
(そのために重量燃費規制に適合できず本型式となっています)
まさに阪東の新時代を感じさせる車です。
仕様として特筆すべきはホイールベース4.8mの短尺である上、
側面行先表示機が中扉前に設置されていながらも、
前扉直後の側窓が上部開閉可能となっている点です。
細かい点ですが、この仕様は他事業者ではあまり見掛けないものです。
比較的に一般的な仕様となっている、
関東バス2200代と見比べてみてください。
なお2008年式の296・297・298と異なり、路肩灯がLEDとなり、
日新ガラス興業製シャインマーカーが採用されています。