関東鉄道 9389TC

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関東鉄道 9389TC/いすゞKL-LV280N1+いすゞバス製造(ERGA)

京成中古車で、京成時代の社番はN146です。
2003年に長沼営業所花見川車庫へ投入された後、
2012年に船橋営業所花輪車庫と統合された上で、
新都心営業所習志野出張所に移管されたに伴い
0146に改番されましたが2014年に廃車となった後、
関鉄へ移籍、土浦営業所へ配置されました。

京成ではワンステップ仕様の場合は原則として、
リーフサスペンションを採用していましたが
うちいすゞ大型車は2002年にメーカーの設定から
リーフサスペンションが消えてしまったために、
ようやくエアサスペンションとされたのも特徴です。
また京成はいすゞ大型車の場合、KC-代に続きKL-代も
ホイールベース4,8mの短尺車と5.3mの標準尺車を
投入先に応じて並行して投入しているのが特徴で、
そのうち、標準尺のワンステップ車については、
長沼営業所花見川車庫にのみ投入されています。
このうち、エアサスペンション仕様である本型式は
2003年式のN145・N146・N147・N148の4両と
2004年式のN150の1両、計5両となっています。

外観では、9388TCに続き京成時代に追設された
青色のLEDデイライトが最大の特徴となっています。
なお、塗装は勿論、低床色となっています。

車内は、内張りは灰色のものとなっている他、
床は、通路部が滑り止め付きの濃緑色の床材張り、
それ以外が平滑な濃緑色の床材張りという具合に
2002年式以降の京成の標準的仕様とされています。
また車内の握り棒は乗降口付近は黄色の緩衝剤巻き、
他は黒色の緩衝材巻きとなっているのも同様です。

座席配置は標準尺車だけに座席数が若干増加して
乗降口側前半が前向き1人掛1列と横向き2+2人掛、
同後半が前向き1人掛2列と前向き2人掛2列、そして、
非常口側が前向1人掛7列と2人掛2列となっており、
非常口側4・5列目は跳ね上げ座席となっています。
また、座席表皮は引き続き全席群青色系の柄物です。

なお、側面窓の中桟部分に設置されている降車釦が、
オージ製WS-220からオージ製WS-250に代わっており
関鉄の路線車としては目を惹くところとなっています。
なお、握り棒部分は引き続きオージ製WS-240です。

標準尺車のワンステップ車という収容力重視の仕様で、
土浦営業所としては使いやすい車だと思います。

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【諸元】
登録番号:土浦200か1382
年式:2003
型式:KL-LV280N1
機関:8PE1-N(9880cc 240ps/2100rpm)
ホイールベース:5.3m

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