茨城オート 201H/いすゞU-LV324K+アイケイコーチ(Cubic)
国際興業中古車です。
オートとしては182Hに続く国際中古車で、
国際時代の社番が7500代だった車です。
182Hが国際時代の社番が7000代であった、
ショートフロントオーバーハング仕様であるのに対し、
こちらは標準仕様となっていて、非常口側では
窓割の差異が明確にお分りいただけると思います。
国際時代の社番は7677で、1995年式です。
浦和営業所に新製配置されたのちに、
浦和営業所の大宮営業所との統合により
さいたま東営業所に移管され、更に
観光志村営業所に移籍していました。
また国際興業では、この1995年式から
テールランプを角型へと仕様変更し、
更に乗降中ランプを設置するようになったことも、
メーカーのマイナーチェンジによる、
両側面後部のエンジン開口部の構造変更と共に
182Hとの外観上の差異となっています。
加えて、屋根上にある青色のマーカーランプが
182Hは移籍時に撤去されたのに対し、
201Hは残存しているのもポイントと言えます。
ただし、オートへの移籍に際しての改造は
182Hをはじめとする中古車と概ね同様で、
国際時代は中扉上のみだった足元灯が、
他車に併せて前扉上にも増設されている他、
国際時代は前中扉間にのみ設置されていた
車外スピーカーが撤去された上で新たに、
前扉後方及び中扉後方に設置されるなど、
オートらしく細部に手が入っているのは共通です。
また、戸袋窓周囲が紺色となっていることは
182Hと同様、国際時代の名残といえます。
182Hとの差異はまた、内装にも見られ、
182Hが内張りが黄緑色一色とされているのに対し、
201Hは内張りが白色一色に変更されている他、
車内の座席数もフロントオーバーハングが
延長されたために、こちらの方が一列多くなっています。
なお、この車は国際時代に車体更生を受けており、
車内には恒陽製作所の銘板が残されています。
一見似た様な車に見えるこの2両ですが、
実は細かに差異があるのが面白いところです。