関東鉄道 9484MR/三菱PJ-MP37JM+三菱ふそうバス製造(AeroStar)
京成バス中古車で、京成バス時代の社番は3380です。
2004年に松戸営業所へ投入された3379・3380の2両は
松戸営業所にあっては1999年に投入された3359以来、
5年ぶりとなるノンステップ仕様の大型車となっており、
同所の大型車としても、2002年式3365・3366以来です。
廃車後は関鉄へ移籍を果たし、2018年に9484MRとして、
守谷営業所へ投入され新天地で活躍をはじめています。
外観では2006年施行の灯火器保安基準の改正前のため
フォグランプは角型のままで側面反射材もありません。
社番がセフティウィンドーの脇に入っていることや、
前面腰板部に開閉口が設けられたことも目立ちます。
その他に、京成時代にヘッドライトの間に追設された
青色のLEDデイライトも関鉄の塗装にびったりです。
クーラーは標準仕様の三菱重工業製となっています。
車内は内張りが白灰色、床が濃灰色の平滑な床材張り、
座席表皮は水色系の派手な柄物へと換装されており、
握り棒の緩衝材が橙色とされていることと相俟って、
新車と比べても、遜色のない雰囲気となっています。
新製時は全席が従来通り桃色の柄物となっていました。
座席配置は左側前半が前向き1人掛1列と横向き2+2人掛、
そして中扉を挟み後半は前向き2人掛3列となっています。
右側については前向き1人掛6列と前向き2人掛3列とされ、
このうち3~6列目は車椅子固定に備えた折畳座席です。
京成からの三菱大型車の移籍は、9397MK以来ですが
いすゞ車中心の関鉄では目を惹く存在と言えますね。
【諸元】
登録番号:つくば200か・787
年式:2004
型式:PJ-MP37JM
機関:6M70(T6) (12882cc 250PS/2200rpm)
ホイールベース:5.3m