関東鉄道 9397MK

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関東鉄道 9397MK/三菱KL-MP33JM+三菱バス製造(AeroStar)

京成中古車で、京成時代の社番は3365です。
2002年に遼車3366と共に松戸営業所へ投入され、
2014年に3366が先行して廃車になったのに対し、
2015年まで松戸営業所管内にて活躍してました。
廃車後は関鉄へと移籍を果たして、9397MKとして
2015年に水海道営業所へと投入されています。

京成ではワンステップ仕様の場合は原則として、
リーフサスペンションを採用していましたが
うちいすゞ大型車は2002年にメーカーの設定から
リーフサスペンションが消えてしまったために、
エアサスペンションを採用することとなりました。
一方三菱大型車は2004年までメーカーの設定に
リーフサスペンションが残されていたこともあり
この車もリーフサスペンションとなっています。

また京成では2002年式からワンステップ車の場合も、
長沼営業所花見川車庫及び船橋営業所茜浜車庫へ
投入された車を除き扉配置が中引戸になりました。
その関係でこの車も扉配置は中引戸となっています。

塗装はもちろん低床塗装を纏って登場しましたが
側面窓周囲の黒色塗装が省略されているために
1988TR2005TRと比べると軽快な仕上がりですが
標準尺車かつ扉配置は大人しい中引戸である上、
背が高いワンステップ仕様はこれらと共通であり、
重量感を感じる堂々たる雰囲気を漂わせています。
また京成時代末期にヘッドライトの間に追設された
青色LEDデイライトが目を惹くところとなっています。

車内は京成時代のままで内張りは白灰色のもの、
床は通路部のみ滑り止め付きの濃緑色の床材張り、
それ以外は平滑な濃緑色の床材張りとなっています。
座席配置もまた京成時代のままで運用されており、
乗降口側前半が前向き1人掛1列と横向き2+3人掛、
同じく後半が前向き1人掛2列と前向き2人掛2列です。
また非常口側は前向き1人掛8列・前向き2人掛2列で
うち5・6列目が車椅子固定場所のため折畳座席です。
座席表皮は全席群青色の柄物で統一されています。

京成中古車としては9321TC9322TC以来久々となる
三菱大型車の登場であり、今後の活躍に期待です。

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【諸元】
登録番号:つくば200か・577
年式:2002
型式:KL-MP33JM
機関:6M70(12882cc 250PS/2200rpm)
ホイールベース:5.3m

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