関東鉄道 1857TR

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関東鉄道 1857YT/三菱KK-BE63EE++三菱自動車工業(Rosa)

2003年、牛久市コミュニティバス「かっぱ号」の
試験運行開始に併せて、その専用車として投入された、
1854YT・1855YT・1856YT・1857YT・1858YTの
5両のうちの1両で、ローザのショートボディ仕様です。
牛久沼の河童伝説に因み河童のイラストを配した外装は
専用のものであり、目立つ存在となっていました。

乗降口はワンステップで乗降性は比較的良いのですが、
一段目の位置が高いためか、補助ステップ付きとされ、
開扉時には自動放送が流れ、ステップが迫り出します。
また、後面の車椅子リフト設置は見送られています。

2013年、牛久市コミュニティバス「かっぱ号」の再編と共に、
新たな専用車として2052YT・2053YT・2054YTが投入され、
1856YTは牛久市に移籍して白ナンバーに改められた他、
1854YT・1857YTは外装を路線車と同じ一般色へと改めて、
取手市コミュニティバス「ことバス」の予備車へと転用され、
併せて「ことバス」を担当する取手営業所へと転入しています。

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関東鉄道 1857TR/三菱KK-BE63EE++三菱自動車工業(Rosa)

なお、外装の変更は塗装ではなくラッピングで仕上げられ、
そのため、前面行先表示機周囲や側面の開口部などは、
「かっぱ号」時代の外装のままの白色が覗いています。

「ことバス」専用車の1927TR・1928TR・1929TRは、
CNG仕様が祟ったのか稼働率が低かったこともあり、
「ことバス」予備車の1758TR・1911TR・9239TR
これまで頻繁に代走に就く姿が見られましたが、
玉突きで9239TR・1911TRは水海道営業所へ転出し、
代りに1854TR・1857TRがその任に当たっていました。

追って「ことバス」専用車として2057TRが投入され、
以降、予備車による代走はかなり減りましたが、
2014年には1854TR・1927TRが続けて廃車となり、
その後、9239MKが取手営業所に転入するなど、
「ことバス」専用車・予備車は動きを見せています。

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【諸元】
登録番号:土浦200あ・318
型式:KK-BE63EE
年式:2003
機関:4M51(5249cc 155ps/3200rpm)
ホイールベース:3.5m

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関東鉄道 1857TR への2件のフィードバック

  1. 力っちん のコメント:

    以前よりこの車両を見る機会が少なくなりましたね。

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>力っちん様
    コメントありがとうございます。
    CNG仕様のエアロミディMEが全廃となってからは、
    予備車の出番は減っていますね。

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