関東鉄道 9201MK/日野P-HT235BA+日野車体(BlueRibbon)
京成中古車で、京成時代の社番は4472です。
新製以来、ずっと花輪車庫に所属していた車です。
水海道営業所に配置されたP-代京成中古車は、
9198MK・9200MK・9201MK・9202MK・9203MKの
5両に及びましたが、うちいすゞ車の9198MKを除き、
日野車の本型式で揃えられていました。
更に、9212TKがつくば北営業所から転入したため、
最終的に本型式は5両が出揃いました。
自社発注車P-HT233BAの場合は、特注で
前面方向幕周りをブラックアウト処理したため、
引き締まった近代的な外観となっていましたが、
京成中古P-HT235BAは内陸中古P-HT236BAと同様、
前面方向幕周りは元々従来通り車体色であったため、
関鉄入りに際しても白色に塗装されてしまったため、
なんとも垢抜けない印象となっていました。
これに加えて、9163TC・9164TC・9165TCの場合、
ライトベゼルが銀色とされ、古臭い印象でしたが、
続いて移籍した9174TR・9175TR・9176TC以降は
ライトベゼルを黒色として、少々近代化された印象でした。
続いて移籍してきた、9199TR・9201MKは
前面方向幕周囲を黒色に塗装して登場していますが、
同時期に移籍した9200MK・9202MKは白色のまま、
その後も9203MK・9211MT・9213RGは黒色でしたが、
何故か9210MT・9212TK・9215YTは白色に戻り、
最後の9216YTは何故か自社発注車P-HT223AAに倣い、
前面方向幕周囲を車体色として登場しています。
移籍に際して改造は最低限に留められたと言ってよく、
茶褐色の内張りや茶褐色の滑り止め付き床材張りの床等、
車内は京成時代の姿、ほぼそのままとされています。
また、座席表皮は一般席が緑色、優先席が灰色の、
新製当初の座席表皮のまま移籍しており、
移籍当初から座席表皮の痛みがみられましたが、
結局、そのままの状態で2011年、9334MKに代替されるまで、
およそ7年間に渡って活躍を続けていました。
【諸元】
登録番号:土浦200か・565
年式:1990
型式:P-HT235BA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.2m