関東鉄道 9231MK/日野U-HT2MMAA+日野車体(BlueRibbon)
京成中古車で、2004年に関鉄へと移籍しました。
当初、9231YTとしてつくば中央営業所へと配置され、
2005年には、取手営業所所属の9133TRと共に、
取手競輪場のラッピングが施されました。
このラッピングに描かれた取手けいりんイメージマークは、
デザイナーで東京藝術大学准教授の長濱雅彦さんが
自転車の輪のイメージと競輪選手のユニフォーム九色を
モチーフにデザインしたものです。…(取手競輪場HP)
9133TRがラッピングに併せホイールを白色としたのに対し、
こちらはホイールは銀色のままとなっています。
この取手競輪場のラッピングを施されて以降は
つくばエクスプレス開業に併せて運行を開始した
守谷駅発着の取手競輪場ファン送迎バスに
もっぱら運用されるようになりましたが、
2006年、この送迎バスが水海道営業所へと移管されると、
9237MKとトレードで水海道営業所に転入しました。
水海道営業所では、この9231MKに続いて
2008年、同じ京成から本型式の9267MKが転入して、
特定車の9252MKと共に本型式は3両体制となりますが、
2009年、9267MKは諸事情により早々に廃車となり、
多くの営業所で見られる本型式の京成中古車も、
水海道営業所では、9231MKのみの虎の子でした。
1992年式と車令は比較的若かったものの、
車令19年に達した、2011年に至って廃車となりました。
9231MKの代替のために水海道営業所へ転入したのは、
驚くべきことに前述の9237YTで、奇妙な縁を感じます。
廃車にあたって、久々にラッピングが剥がされて、
すっきりとした姿になっています。
【諸元】
登録番号:土浦200か・684
年式:1992
型式:U-HT2MMAA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.3m