関鉄グリーンバス 1660G/三菱U-MK218J+三菱バス製造(AeroMidi)
関鉄の三菱車は貸切車や高速路線車が中心で、
路線車では比較的少数派となっており、
路線車の主力である中型車でも投入は僅かで、
しかも、その配置はかなり偏りが見られ、
水戸営業所・鉾田営業所以外の営業所では
まとまった数が配置されることは稀でした。
1994年に一般路線車として投入された三菱車は、
フルモデルチェンジを果たしたばかりの本型式が、
1659YT・1660HKの僅か2両、投入されたのみで、
以降、三菱中型車の純粋な一般路線車としての投入は、
2005年の1885YT、及び、1893YT・1897MK投入まで、
11年ものブランクが空いてしまうことになります。
この1994年に投入された2両のうち1659YTは、
「つくば都心シャトルバス」用の1657YT・1658YTの
予備車としての役割が強い配置となりましたが、
1660HKはこれまでも三菱車の多く配置されてきた
鉾田営業所へと配置されました。
2001年には関鉄メロンバスの設立に伴って、
関鉄メロンバス鉾田営業所へと移管され、
2005年には関鉄グリーンバスへの吸収に伴い、
関鉄グリーンバス鉾田営業所へと移管されましたが、
基本的に鉾田でずっと活躍をしています。
側面に併せて塗り分けられた前面のバンパーなど
外観はかなりスタイリッシュになっているものの、
車内は当時の関鉄としては標準的な木床とされ、
座席配置も関鉄らしく後半部が三方シートとなるもので、
座席表皮も緑色一色のものとされているなど、
近代的な外観とは裏腹に、古臭い印象は否めません。
ただし、車体更生の際に座席表皮が張り替えられ、
1809TR以降標準とされた柄物へと変更されており、
小綺麗な印象へと生まれ変わっています。
この車の投入以降、鉾田営業所への新車投入は、
1998年に1767HKが投入されたのを最後にして、
分社化後も含めて見送られており、寂しいところです。
ただ、鉾田営業所では長距離路線を抱えているためか、
グレードの高い中古車の投入が相次いでいて、
マニア垂涎のラインナップとなっています。
【諸元】
登録番号:水戸22あ1758
年式:1994
型式:U-MK218J
機関:6D17(8201cc 210ps/2900rpm)
ホイールベース:4.39m
管理人様、こんばんわ
この車輌には何回か乗車しましたが鉾田営業所ということでこの車輌も運賃表示機がレシップ製で10コマ7行になってました!
また、冷房ユニットもU-MK117Jでは前部についているのに対してこれらの車輌はP-MKと同様、後部についてるのも特徴的ですね!
水戸営業所と鉾田の路線車にふそう車が多かったことは近くの茨城町に三菱ふそうのディーラーがあったからでしょうかね?
>>9060MT様
いつもコメントありがとうございます。
この車も、レシップ製70コマの運賃表でしたか。
鉾田の運賃表は種類が多いですね。
ディーラーといえば、笠原と中貫には
日産ディーゼルのディーラーがありますが、
これもTCとMTに日産ディーゼル車が多いことに
関係があるんでしょうかね…。