関鉄観光バス 1606TB/いすゞU-LR332J+富士重工業(6E)
1998年に設置された関鉄観光バスは、
1999年より関東鉄道本体の貸切バス事業、及び、
関鉄傘下の日本観光バス、日本水郷観光自動車、及び、
竜ケ崎観光バスの貸切バス事業を引き継ぎましたが、
同時に、関東鉄道田伏営業所の路線バス事業、及び、
日本観光バス、日本水郷観光自動車の路線バス事業も
併せて、引き継いでおり、路線バス事業の営業所として、
貸切兼業の本社営業センター・潮来営業センターと共に、
路線専業の田伏営業所が設けられました。
特に霞ヶ浦に突き出した旧新治郡霞ヶ浦町のエリアは、
関鉄の路線と日観の路線とが複雑に絡み合っており、
非効率な面がありましたが、この一本化に伴って、
回数券なども共通に利用できるようになりました。
これに伴って、日観・日水の自社発注の路線車は
7000番台の社番が新たに割り振られましたが、
田伏営業所に在籍したまま関観に引き継がれた
1363TB・1477TB・1523TB・1606TB・1666TBの場合は、
社番はそのままとされました。
1363TBは本社営業センターに移籍し、
1477TBは関鉄グリーンバス石岡営業所に移籍すると、
田伏営業所生え抜きは1523TB・1606TB・1666TBのみと
なってしまいましたが、以降も2009年に路線縮小に伴って
田伏営業所が閉鎖されるまで、田伏所属のままで活躍し、
写真のように玉造町駅まで足を延ばすこともありました。
田伏営業所閉鎖後は本社営業センターに移籍し、
方向幕をローマ字入りのものに取り換えた他、
おおつ野ヒルズのラッピングが施されました。
関鉄本体にそのまま在籍した同時期の車と違い、
車体更生を受けることがなかったため、
座席表皮は緑色のままなど、原形を留めており、
貴重な存在となっていましたが、
最古参の1523TBが活躍を続けているにも拘わらず、
2011年になって廃車となり1609EDに代替されました。
こんなに早く廃車になるとは驚きですが、
関鉄本体所属の車体更生が実施された車であっても
同時期の同型車の廃車が進んでいますので、
この型式は不調が多いのでしょうか…。
【諸元】
登録番号:土浦22あ1482
年式:1992
型式:U-LR332J
機関:6HE1(7127cc 195PS/2900rpm)
ホイールベース:4.3m
こんばんわ 早々と運用離脱した1601KK、1603TK、1604TK、1605MKなど4年式の6Eの寿命は短いようですが2年式の1523TCや観光の1311はまだまだ頑張っている様子ですね!
田伏営業所の路線といえばかなり昔、田伏車庫から高浜駅経由で石岡へも足を運んでいたみたいですね
>>9060MT様
いつもコメントありがとうございます。
U-代中型車は結構なペースで廃車が進んでいますね。
一方で1523TCは今や関観の最古参車ながらも、
1913TCの転入後も予備車扱いというわけでもなく、
頻繁に運用に入っているようなので、調子は良いようです。
1913TCは小型車であることが影響しているのか、
主に神立方面に限定運用となっているようでした。
石岡駅―田伏車庫線は、1980年代頃まで残っていたようですね。
途中、安食線と合流し、安食を経て田伏へと達していたようです。