関東鉄道 1594TC


関東鉄道 1594TC/三菱U-MK117J+新呉羽自動車工業(Aeromidi)

いすゞ中型車に比べれば少数派ではあるものの、
継続的に投入されてきた三菱中型車です。
B6系以来の丸みを帯びたスタイルは、
呉羽王国である関鉄に溶け込んでいます。
とはいえ、いすゞ中型車の様に、
営業エリア内において広く見られるわけではなく、
もっぱら、水戸営業所・鉾田営業所に配置され、
他の営業所への配置は僅かとなっています。

本型式の場合も、それは同様で、
1991年に水戸に2両、鉾田に3両、石岡に1両、
1992年に水戸に2両、鉾田に2両、土浦に2両、
という具合にその配置には偏りがあります。
このうち、土浦には1593TC、1594TCの2両が
配置されていましたが、1593TCは水海道へ転属し、
土浦に残っているのは1594TCのみです。

本型式では、前中扉の場合でも事業者によって
扉前後の窓配置に差異がありますが、
関鉄の場合は中扉より前に細い窓が入る、
中扉が前寄りとなっている仕様とされています。
その他、仕様面では1992年式の場合のみ、
角形のテールランプが採用されるようになったこと、
自社発注車のエアロスターKと同様に、
ヘッドライトの間が黒色となっていることも特徴です。
ただし、遼車の1592Gは車体更生時に
ヘッドライトの間が車体色へと改められています。

車内は関鉄としては一般的である、
中扉より前が前向きの一人掛け座席、
中扉より後が三方シートとされたもので、
座席表皮は懐かしい緑色のもののままです。

車体側面の腰板部に描かれた広告も、
往年の関鉄らしい懐かしい雰囲気ですね。

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関東鉄道 1594TC への4件のフィードバック

  1. 9060MT のコメント:

    管理人様こんばんわ この車輌は2年前に乗車していますがなんといっても面白いのがP-MKの冷房ユニットが後部にあるのに対してU-MK(呉羽)では冷房ユニットが前部になっているのも特徴的です
    また、エンジン音(機関6D16)も三菱の中型車らしいサウンドで迫力あります
    腰板部の広告に関しては、この車輌が納車されて初めて腰板部に広告が施されたのが「益子共販センター」でした
    現在、施されている「おおつ野ヒルズ」の広告は平成10年の時なので随分長持ちしてますね!当時は他に1477TB、1366IS、1528IS、1326YT、1472YT、9080TC、9107TC、9108TCなどにも施されてました。
    引退するまでつけてて欲しいです!

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>9060MT様
    いつもコメントありがとうございます。
    冷房ユニットの移動は重量バランスの関係だと思いますが、
    U-MK118では前に来たのが、U-MK218では後に戻っているのが、
    またなんとも面白いですね。
    三菱の中型車は現在、販売中止となっていますが、
    今後はどのようになっていくのか、楽しみです。

    関観沿線にある、おおつ野ヒルズは分譲開始から大分経ちますが、
    相変わらず、まだまだ空き地が目立っていますね。
    ディベロッパーの広告では、龍ヶ崎ニュータウンの広告は
    上品な感じがして好きでしたが今も残っているのでしょうかね。

  3. 9060MT のコメント:

    こんばんわ、情報ありがとうございます 竜ヶ崎ニュータウンの広告は以前、遼車である1593MKが土浦営業所時代に、1505TRが腰板部に施されてました
    また、広告枠でも県南、県西地域の営業所で多く見られ高速バスまでにも出入口の脇に施されましたね!
    現在は見かけませんが竜ヶ崎ニュータウンのデザインには自分も好んでました!
    できれば復活して欲しいですね!

  4. 大曽根線 のコメント:

    >>9060MT
    竜ケ崎ニュータウンの広告車は、デザインもさることながら
    関鉄のカラーにマッチした色使いもまた絶妙だったと思います。

    最近の広告ですと、ラッピングになってしまいますが、
    アシアナ航空、筑波学院大学、ユーゴー、寺島薬局、
    ナムチェバザールあたりはなかなかいいなと思います。
    1666TCに施されたおおつ野のラッピングもいいですね。
    東進ハイスクールのラッピングは、色使いからどうしても
    ニュー東豊を連想してしまい、見掛けるたびにドキッとしてしまいます。

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