阪東自動車 260

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阪東自動車 260/日野KK-RJ1JJHK+日野車体(Rainbow)

2002年に、戸張線・パークシティー守谷線を
東武より移管を受けた際に久々に投入された中型車で、
同時に260、261、262の3両が投入されています。
仕様面では、かつて在籍していた中型車である、
日野P-RJ172BAや日野P-RJ172CAとは異なり、
中引扉に逆T字窓と一般的なものに収まっています。

型式はリーフサスのようですが、実際はエアサスです。
また、トランスミッションは、この時期の阪東としては異例の
フィンガーシフトとなっているのもポイントです。
この3両はまた、側面行先表示器が中扉前に
設置された最初のグループとなっています。

戸張線(柏駅―戸張)は16号を越えて、
戸張の集落に入ったところにある三叉路の
突き当たりの部分で折り返すというだけの、
短距離の路線で、全線初乗りの150円で乗り通せます。
16号まで出る区間は何度か経路が変更されていますが、
現在は大津ヶ丘線と同じ経路に落ち着いています。
戸張の集落自体は終点より更に奥へと拡がっていますが、
この三叉路より先は道が非常に狭く、
とても普通のバスが入れるような道路ではないため、
このような中途半端な場所が終点になったものと思われます。

東武時代は大型車が運行されていたようですが、
16号より先の区間が道路が狭隘なためか、
現在は中型車限定運用となっているようで、
猫の額程の広さの戸張の折返場に、
中型車が身を寄せて待機している様子は滑稽です。

東武から移管された路線であるとはいえ、
沿線は終点まで住宅がびっしりと並んでいる他、
沿線には日本橋学館大学と柏日体大高校があり、
決して乗客が少ない訳ではなく、
本数も1時間当たり3、4本が確保されています。

元来は日野ユーザーであった阪東ですが、
これ以降、中型では日野車の投入は今のところ無く、
以降、中型はいすゞ車の投入のみとなっています。

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阪東自動車 260 への2件のフィードバック

  1. 瓦版 のコメント:

    たま〜にふらっと乗るのですが、戸張から日体大までの距離の短さにいつもビックリしてます。

    東武時代は大型も走っていたんですね。
    いつもながらプロの運転はすごいものだと思います。

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>瓦版様
    いつもコメントありがとうございます。
    戸張と柏日体高校入口との間はかなり短いですね。
    距離にすると70mから80mといったところでしょうか。
    以前、戸張から手賀沼の縁を歩いて慈恵医大へ行き、
    そこから北柏駅へと乗り継いだことがありますが、
    あの辺りは景色も良く、歩いても気持ちが良いですね。
    ただ、かなり時間が掛かってしまいましたが…。

    東武時代の記憶がおぼろげですが、
    中型車の配置が以前は殆どなかったはずなので、
    大型車が走っていたとみて間違いはないと思います。

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