関東鉄道 9301YT

55FH010006t
関東鉄道 9301YT/いすゞU-LV324L+富士重工業(7E)

京成中古車です。
金町営業所向けであった中4折戸の車は、
P-LV314Lの場合、富士は13両、アイケーは7両と
関鉄にきた車は富士の比率が高かったのに対し、
U-LV324Lの場合、富士は12両、アイケーは15両と
関鉄にきた車はアイケーの比率が高くなっていますが、
このような富士重車体の中4折戸の車も、
関鉄では割とよく見掛ける存在となっています。
ただし、関鉄への投入時期の関係で、
方向幕の車は、9219MT、G012、G013、P006のみで、
LED行先表示器の車が大半を占めています。

合計40両近く投入された京成中古U-LV324Lの
一角を担う存在であるだけに、
筑波山シャトル用に座席を二人掛けとしたG012、P006、
前後のバンパーが黒色となっている9264TC、9265TC、
ライトベゼルが銀色の9263TR、9283RG、9301TC等、
異端車も少なくなくありません。

この9301YTもそんな異端車の一つで、
2009年の投入直後は土浦営業所に配置されていましたが、
2009年のあみプレミアムアウトレット直通バス開業に併せて、
1824YTと交換でつくば中央営業所へとやって来ました。
その後、ホイールが車体色から銀色へと改められ、
サイドウィンカーのレンズ交換、路肩灯のLED化も実施されて、
個性的な姿へとブラッシュアップされています。
ただし、投入当初、銀色だったライトベゼルは、
土浦営業所時代に既に黒色へと改められています。

また、この車の転出によって土浦営業所では、
U-LV324Lのうち、富士重車体の中4折戸車は、
9264TC、9265TCのみとなってしまい、
バンパーが銀色の車がいないという逆転状態となっていて、
それもまた、注目すべきポイントだと思います。

55FH010008t

【諸元】
登録番号:つくば200か・211
年式:1995年式
型式:U-LV324L
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:5.0m

カテゴリー: 関東鉄道 パーマリンク

コメントを残す