関東鉄道 1813MK

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関東鉄道 1813MK/いすゞKK-LR233F1+いすゞバス製造(ERGAmio)

2001年に水海道市福祉循環バス専用車として、
水海道営業所に投入された1812MK・1813MKは、
いずれも関鉄としては初のエルガミオとなりました。
この2両はいずれも狭隘区間での取り回しを考慮してか
ホイールベース3.75mのF尺となっていることです。
ホイールベース3.4mのE尺も生産期間が短かったため、
なかなかレアな存在として知られているところですが、
目立つ存在のE尺に対し、地味なF尺というところが、
マニア心を擽るポイントです。

投入当初はサンプルカラ―に準じた黄色の塗装で、
側面にMITSUKAIDOのロゴが入れられていましたが、
2010年に水海道市福祉循環バスが廃止されたため、
つくば中央営業所へと転出し、一般路線車に転用され
塗装も一般色(低床色)に改められることになりました。
また行先表示機についても従来の方向幕に替わって
LED行先表示器へ換装が実施されていますが、
側面行先表示器の取り付けに苦心した跡があるのが
車内から確認することができます。

また転用後はつくば市コミュニティーバス・つくバスの
予備車として運用される機会が多かったことから、
運賃箱・運賃表示器の追設が実施されただけでなく、
一日乗車券の発行機も車内前扉脇に追設されました。
これは、1885YT1893YTでも見られますね。

これで安泰かと思いきや2011年につくば北営業所へ転入、
ここでは専ら一般路線車として運用されていましたが、
ここでも活躍は短く、同年中に水海道営業所に転入して
今度は守谷市コミュニティバス「モコバス」をはじめとする、
水海道営業所が担当するコミュニティバス予備車として
元の遼車である1812MKと共に使用されていました。

ところが2013年、「モコバス」の前身「やまゆり号」時代から
この専用車として使用されたきた1816MK1817MKに代わり、
1812MKと共に「モコバス」専用車として抜擢されることとなり
水色地に雲や星や虹、守谷市の鳥、小綬鶏のイラストが入る
「モコバス」専用の外装へと改められています。
ただし、1816MK・1817MKと異なり上半分は白色地のため、
より軽快な雰囲気になっているのがポイントです。

結果的にはこれで三度も外装を改めたこととなりましたが、
今度こそはこのまま暫く安泰だと思われます。

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【諸元】
登録番号:土浦200か・214
年式:2004
型式:KK-LR233J1
機関:6HHS(8226cc 225ps/2900rpm)
ホイールベース:3.75m

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関東鉄道 1813MK への10件のフィードバック

  1. つくば人 のコメント:

    こんばんは。

    このバスは公式側だけホイールが交換されていますよね?
    どのような事情があったかは分かりませんがどうせ交換するなら非公式側もと思ってしまいます。

    そして運賃表示器がついてないですよね。
    一般路線には使わないのですね。
    そこは関鉄らしく、たとえ車体が短くても一般路線で走らせてくれると趣味的には興味深いのですが…

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>つくば人様
    いつもコメントありがとうございます。
    私が確認した際は両側とも銀鉄ちんだったので、
    その後、交換されたのでしょうか。
    センターに行けば捕まると思いますので、
    今度、確認してみますね。

    運賃表示器辺りから察するに
    1885YT、1893YTというよりも寧ろ、
    1917YTと同様の使われ方を当分はしそうですね。
    地域循環10コースなどでは中型車での代走が
    常態化していますが、あんな狭いところに
    よく中型車を入れるなあと驚かされます。
    地域循環6コースにも中型車が入ることが
    稀にあるくらいなので、YTでは予備車の工面に
    どうも苦労しているのでしょうね。

  3. Y のコメント:

    こんばんは。
    古巣に残った形の1812MKも、一応はモコバスやみらい号の予備扱いです。
    と思うと、ごくたまに守谷の一般路線に入っていることがあります。
    守谷市内は料金が最高200円なので、特に問題がないからでしょうか。

  4. 大曽根線 のコメント:

    >>Y様
    コメントありがとうございます。
    1812MKの方には運賃表示器は取り付けられたのでしょうか?
    取手に移籍した9239MKと比べると、1812MKは路線にも使えて、
    収容力もありますので、使い勝手は良さそうですね。
    1719MK辺りも上手く活用して欲しかったなと思います。

  5. Y のコメント:

    古い記事へのコメント失礼いたします。
    1812MKには運賃表示器がついていました。

  6. 大曽根線 のコメント:

    >>Y様
    いつもコメントありがとうございます。
    一応、一般路線への使用を見越しているのですね。
    1813YTも朝方は積み残しが発生する場合もある、
    松代循環辺りに専用車として使用して、
    1985YTを代わりにつくバス予備車として
    使ってもいいかなと思いますが。

  7. 匿名 のコメント:

    古い記事へのコメント再度失礼いたします。
    1813は2012年1月にYTからMKに再移籍しています。
    運賃表示器は、1812同様についていました。

  8. 大曽根線 のコメント:

    >>匿名様
    1813YTはYTから直接MKに移籍したのではなく、
    2011年4月にTKに移籍した後に、MKに移籍していますね。
    MKはコミュニティバスの予備車が不足しているようで、
    一時期、9308YTをやまゆり号予備車として
    借りていたこともありましたね。
    YTは一般色MEを増車しましたので、
    その玉突きで捻出されたのでしょうね。

  9. Y のコメント:

    先のコメントは「Y」です。失礼しました。
    YTからMKではなく途中にTKへの移籍があったのは存じませんでした。
    同じ年度導入の1816、1817MKと年度を合わす意味もありそうです。

  10. 大曽根線 のコメント:

    >>Y様
    いつもコメントありがとうございます。
    TK在籍時はYT時代と違い、つくバス等の予備ではなく、
    土浦駅発着の一般路線で専ら使用されていましたので、
    あまり有効な活用ではなかったように思えます。
    MKはコミュニティバスを多く受託しているにも拘わらず、
    9239MKのTR移籍で予備車なしという状況でしたから、
    1813TKの転入で余裕が出たのではないでしょうか。

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